JR御茶ノ水駅のホームで電車を待っていたら、何やらキラキラきれいな模様が目に入った。聖橋の橋脚に神田川の水面に反射した光が映りゆらめいていたのだ。

電車を待つ間、そのユラユラゆらめく影を何とはなしに見ていて、まるで鮫肌だな…って思った。

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ダイビング・ライセンスを取得して初めてファンダイブをしたのが沖縄の読谷村だった。「ジンベエが見られるよ! ジンベエに捕まって一緒に泳げるよ!」のキャッチコピーに惹かれて行ったのだった。

読谷村の沖合に大きな定置網があって、その中にオス・メス二頭のジンベエザメが飼われていた。確か琉球大学だったと記憶するけど、海洋学部だかが研究のために飼っていると説明された。1日1回餌を与えてあげなくてはならないので、その時一緒にダイバーも潜らせてもらえる。
その時はなにせ初めて一人で潜るので、ちょっとパニックになっちゃったりもしたけど、なんとか私もジンベエザメの背ビレに捕まって一緒に泳ぐことが出来た。ジンベエの肌はザラザラしてた。
そして網に擦れて傷だらけだった。なんかとても悲しくなったのを覚えてる。毎日、食事の心配はしなくていいだろうけど、自由に泳ぎ回りたいだろうなぁ。身体も傷だらけできっと辛いだろうなぁ、と。
水族館が好きでたびたび行くけれど、水槽の中の魚たち見ると、いっつも可哀相に感じちゃうんよなぁ。