通勤途上でいつもの見慣れた小学校を今朝見ていたら、なんとなくくすんだような暗い感じがした。なんかいつもと様子が違う。でも、すぐに気がついた。小学校はいま、夏休みだ。子どもたちがいないと学校も寂しそう。

昨夜は早々に寝るつもりだった。一昨日、しこたま飲んで帰宅し、身体が火照ってすこぶる浅い眠りだったのだ。それ故に昨日は一日中ボ~ッとしちゃって、駅の階段昇るときなんかめまいがしてちょっと怖かった。だから、昨夜は早々に寝るつもりだったし、夕食摂りながらウトウトする始末だった。
kage_natsu_imageそれなのに、この本読み出したら止まらなくなってしまって、結局今日も睡眠不足だ

大手新聞社に新卒として入社が決まった女子大生の父親は、20年前の誘拐犯だった……ってところから物語は始まるのだけど、話しのテンポがとても良く、文章も上手くて引きずり込まれた。
「んな事ないだろ~」的な結末には文句もあるけど、このジャンルの本で感動を求めるのは非常に難しいことなので、私は許しちゃう。
何より“読ませる”筆力に敬服だ。

作者の赤井三尋という方は、現在フジテレビの報道局に勤務されてるそうだ。なんか本にするネタがゴロゴロ手に入りそうな環境だけど、事実を小説のネタにするのはきっと難しいだろうな。
仕事を持ちながら(しかも報道関係というけっこうな激務セクション)執筆するのは大変なこととは思うけど、次回作を楽しみにしたい。この筆力は素晴らしい。

二日続けての睡眠不足で、きっと今夜は爆睡だろう。こっちの夏はまだ翳りそうもないけど、ちょっと気温も下がってきたし。
そういやぁ今朝は曇り空だった。だから小学校がくすんで見えたのか? それともやっぱり寝不足のせいか?