2階建て新幹線、Maxとき号です。まるでヘラヤガラみたいです。
なんか先週来、撮り鉄(トリテツ)になっちゃったみたいだなぁ。私は撮り魚(トリギョ)なんですが………、本来なら………。
何年振りか、思い出せないほど久しぶりの新潟でした。
叔母の葬儀だったのです。その葬儀場が新潟空港のそばだったので飛行機で行きたかったのですが、今では羽田-新潟間は飛行機、飛んでないんですね。知らんかった。JALが撤退したのかと思ったら、もうずっとずっと前からその路線は飛んでないそうです。
ということで新幹線利用です。新潟駅からタクシーで葬儀場に向かいました。途中、街の景色が激変していて驚きました。ものの見事に寂れてしまってました。
タクシーの運転手さんに「ずいぶんと寂しくなっちゃっいましたねぇ」と話しかけたら、「街の中、年寄りしか歩いてませんからね。駅前はまだ少しは若者いますけど」と返ってきました。
地方都市が疲弊しだしてます。
数年前に富山行った時にも感じました。
ニッポン、どうなっちゃうのでしょう?
夜、駅に近いビジネス・ホテルに泊まりました。
親戚の家も、両親が既に他界していたり子供が社会人になって東京に出ていってしまっていたりで、大きな家なのに住人は独りか二人程度です。
だから私が「泊めてください」と言えば「はい、どうぞ」なんだけど、なんか気を遣うのも嫌でホテルに泊まりました。独りでプラプラ夜の街を散策もしたかった…ってのがホンネなんですけどネ
上の写真のお店は、新潟駅万代口から数分のところにある居酒屋です。
ちょっと偵察してきました。なんで偵察かと言うと、このお店、私の従姉妹の旦那さんがやってるお店なんです。
黙って行って驚かしてやろうと画策していたのですが、残念ながら会えませんでした。
佐渡産サザエの壺焼きと村上産の牡蠣を肴に〆張鶴、八海山と杯を重ねて良い気分になってきた頃、隣りに座ったお客さんがノドグロ(アカムツ)の刺身を注文。
「ありゃ、ノドグロの刺身があったの? 私も食べたい!」と店長さんに言ったら、「スマンネェ。これが最後なんだてぇ(最後なんです)」。
ノドグロは新潟の名物で、東京じゃ高級魚の仲間に入るんだけど、それ以上に刺身で食べるなんて東京じゃまず無理。仮に食べられたとしても非常にお高い。
「いや~、失敗したなぁ。しっかりメニュー見ればよかった」と後悔してたら、サービスで鰺の刺身を出してくれました。これまた、絶品の鰺で、シマアジのような身のしまりと脂のノリでした。
店長さんには私が親戚であること、内緒にしてました。それなのに…、やっぱり新潟だなぁ。これが新潟の県民気質なんです。
(このお店、魚はホントに新鮮です。そして安い! 新潟に行かれた際は是非ともご利用ください。贔屓無しでお薦めです)
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良い気分になってホテルに戻る途中、新潟名物だけあって、ノドグロを看板に掲げたお店もありました。
思わず「もう1軒!」となりそうだった心を「明日もあるんだよ……」と自制し、おとなしくベッドの人となったのでした。
私も成長したモンだ。