一昨日の土曜と昨日の日曜日、町田地区のサッカークラブ主催大会に招かれ連日の遠征試合だった。

予選日(土曜)のこと。私たちのコーチ陣は主審を2試合と副審1試合を裁かなくてはならなかった。で、副審を勤めていたときのこと………。わたしはお腹に充満してきたガスに苦しんでいた。わたしがジャッジする側にはチームのベンチがありコーチと控え選手が座っている。その背後には応援団が控えている。わたしはその前をオフサイドラインに合わせて走り回っているのだ。小学生といえども6年生ともなればラインの上げ下げは猛烈に早い。
想像してみて欲しい。このような状況下で走り回ることの苦しさを。

緊迫したゲーム中に大爆発起こせば、その試合はしばらくの間は両選手がグランド上を転げ回りサッカーのゲームではなくなるだろう。
わたしは必死に堪え、なんとか素晴らしいゲームを邪魔せずに済んだのだった。

試合終了して両選手が握手を交わしながらベンチに引き上げる際、負けたチームの中には泣いている子供もいた。あの時に一発かましてやったら、泣いていた子供に笑顔を取り戻せてあげられただろうか?

tsurukawashoutai

バカな恥っ晒しなことを書いているがじつは昨日の決勝リーグで、肝心のわたしが所属するチームは、敗者復活戦大会でみごと優勝したのだった。優勝決定のタイムアップのホイッスルが鳴った瞬間は、久しぶりに鳥肌が立った。正直アジアカップの日本優勝など、この子どもたちが与えてくれた感動に比べたら屁の突っ張りにもならん。

これがあるからほとんどの土日祭日を返上してまで、コーチを23年も続けられたのだ。
所属チームに「この子たちと一緒に卒業します」と宣言してしまってはいるのだが、心がちょっと揺れ始めている。