今朝、通勤途上の道路でおっさんがシケモク(煙草の吸い殻)を拾っていた。
そういやぁ私もさすがに道路に落ちたシケモクを拾うことは無かったけれど、買い置きの煙草が切れると灰皿に残った比較的長い吸い殻を見つけては吸っていた。
そんな私も3度の挫折を繰り返し、今では禁煙して12年が経過した。
初めて止めたときはブクブクと8kg近く太ってしまった。なにせ何を食べても美味しくなり、しかもお腹が減って目が覚める…という、なんとも健康優良児になってしまうのだ。ものの見事にズボンは全てはけなくなり、ウェストを広げてもらったりもしたけど結局何本かは購入した。
その後、再び煙草を吸うようになって食欲も落ち、体重は6kgほど減った。当然ながらズボンはブカブカになり再び新調するハメになった。かみさん爆発
それから2度の禁煙&喫煙を繰り返し現在に至ってる。
最後の禁煙開始と共に節食も同時に始めたので、かみさんボルケーノは噴火せずで良かったのだが、時には1日60本以上も吸っていたのに小遣いはちっとも楽にならなかったのはナゼか。
当時でも月額1万円以上は吸っていたはずなのだ。
煙草を止めて健康的になったかと問われれば、ようワカラン。少なくても食事が楽しめるから健康的ではあるとは思う。
しかし弊害もあるのだ。味覚が抜群に良くなるように嗅覚も鋭くなるのだ。昨夜も帰宅途上の電車の中で、猛烈な悪臭に悩まされた。隣の人がつり革につかまる手を動かすたびに臭いが漂ってくる。そう、腋臭。その人を挟んで向こう側の隣人は平然としてるってことは、周囲では私だけがその悪臭を察知してるようなのだ。
また先日のこと。散髪できれいなお姉さんが担当になってくれて、ちょっと嬉しかったのだけれど顔を剃ってもらう際に臭ったのだ。彼女の顔が近づいてきた雰囲気にウヒョヒョと思ったのも束の間、プ~んと香るニンニクの臭い。どうやらお昼に餃子定食でも召されたようだ
煙草を止めて良かったことの一番は、海外に行くとき機上でイライラしなくてすむようになったことくらいかもしれない。
そうそう無煙タバコってのが出回ってるようだけど、あれは飛行機や電車の中で吸っても良いのだろうか? 発売された初日に私も一口だけ吸わせてもらったけど、ちっともクラクラしなかった。きっとニコチンもほとんど入ってないと思う。でも、これならシケモク拾わずにすむなぁ。フィルターの交換が必要らしいけど、普通のタバコと違っていくら吸っていても短くなりっこないんだから。
大人のおしゃぶりだな。