タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

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teguri


ヒレ全開にして自己アッピールするニシキテグリ@マラパスクア・ライトハウス。

目立ちたがりというか自己アッピールが強いというか、そんなのは恋の季節のニシキテグリばかりじゃなくニンゲンにも結構いる。
私が勤める会社の近所には、髪の毛をピンク色に染めたお婆ちゃんがいるのだが、最近もう一人、紫色ヘアーのお婆ちゃんも登場してきた。このお婆ちゃんたちにも恋の季節がやって来たのだろうか?
その色使い、色彩調和してるかと問えば、お婆ちゃん達はお世辞も調和した色使いとは言えん。ニシキテグリぐらいサイケな色使いは、これはこれで良いと思うが。

昨夜、ある会報誌をペラペラめくっていたら長野県上高地の紹介が掲載されてた。そこには河童橋を見下ろしながら遠景に秋の穂高連峰の写真も掲載されてた。ここを訪れ奥穂高山頂を目指したのはもう20年近く昔のことだ。あの時は初夏だった。秋に行ってみたいなぁ。
ニシキテグリも派手だけど、秋の高山もまた、色彩が爆発する。しかしそれは見事に自然界に調和した色合いだ。
ニンゲン界より自然界の方がファッションセンスは遙かによろしい。

実は数日前までひさびさの痛風発症に泣いていたのだった。今回発症したのは足指ではなくて、手の指。しかも使用頻度の高い右手中指だった。まるでお相撲さんの指のようにプンプクリンに腫れ、曲げることも伸ばすことも痛くて出来ん。
左手に文庫本持って電車の中で読んでいて、電車が突然揺れたのでとっさにその右手でつり革に捕まってしまい、車中にて悲鳴を上げてしまった。周囲の好奇の目が一斉に私に注がれた。曲がったフランクフルトのような中指を突き立てて見せてやろうかと思ったが、その格好は間違いなく喧嘩売ってることになるので、静かに文庫本に顔を戻した。活字が目に入らなかったuuu


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ガラスハゼ@マラパスクア・カランガマン。

ガラスハゼってムチカラマツに引っ付いてることがほとんだけど、どういうわけかムチカラマツの禿げたところに居ることが多い。せっかく綺麗に撮ってあげたいのだから、もうちょっとムチカラマツの綺麗な場所に移動して貰おうとするとカメラから隠れるようにムチカラマツの反対側に行ってしまったりする。

せっかく綺麗な個体見つけたのだし、少しでも綺麗に撮ってあげたかったので、ムチカラマツの禿げが少しで目立たなくなるよう絞り込んで撮ってみた。

この日は早朝のダイビングで待望のニタリにも逢えて、と~っても気分良く午後のダイビングも楽しめたのだった。


さて冒頭に戻って………。

痛風出てるっちゅうに、一昨日の夕刻、飲みに誘われた。「痛風の原因プリン体は、酒より食べ物の方が含まれてる量が多いから、食べ物注意すれば、まイッカ!」なノリで行くことにした。
所持金が少なくなってたので居酒屋に行く前に銀行ATMに立ち寄った。人体認証登録してる中指をセンサーに置くと………。

「ご本人であることを認証できません」

パンパンに腫れたその指は、自分が見ても自分のものとは思えんかったモンなぁ。

さて、コレな~んだ?

tako
「写真がヘタクソでワカラン」という声が聞こえてきそうだけれど、ちょっと色味の異なった岩のように写ってるのは、足を広げると60㎝ほどもあるタコ。マラパスクアからの遠征ダイブトリップ、カランガマン島で会った。
近づくと奇怪な姿に変身して威嚇してくるのだけれど、それでも近づいて行くとまた逃げて、その逃げた先の色合いに化ける。まさに忍者のよう。

先回のニタリ動画に引き続き、今回もピンボケ&フレームアウトしちゃってて恥ずかしい限りなのだけれど、恥を忍んで公開しちゃう(あとで後悔?)。


タコの天敵はウツボなんだけど、タコはそのウツボに襲われると自分の足を1本切り落としてウツボに与え、ウツボがその足を食ってる隙に逃げる…って話しを聞いたことがあるのだけれどホンマかしら?
今度、腕にウツボの被り物着けて潜りタコ脅かしてみようかしら? 足1本お土産に貰えたらラッキーだよなぁ。

そうそう! マラパスクア島の報告ページ完成しました。お時間ありましたら覗いていってくださいまいマシ。今回もまた情報量少なくて公開できるようなページ作れませんでしたが……。
コチラからどうぞ。Oh! My regret!

先日かみさんが、オーストラリア留学してる中国人学生と話す機会があったそうな。その時、彼女たちは口を揃えて「日本は素晴らしい。綺麗だし、なにより自由なのが素晴らしい」と語っていたそうな。
思想や言論を統制され、賄賂や贋物作りが横行し、煤煙撒き散らし放題の国と比較されること自体にそもそも無理があるのだけれど、「私たちは中国に生まれなくて本当に良かったね」とかみさんと話してた。

そんなことがまだ私の脳裏に残っていた昨日。新聞記事に、とっても小さかったけれど悲しい記事が掲載されていた。
サイパンやテニアンの慰霊碑に、中国語で「中国バンザイ!」とか「打倒日本帝国主義!」だのと書かれた落書きが見つかったそうだ。
なんという浅はかな、哀れな話だろう。日本人もイタリアだったか現地の遺跡に落書きした奴がいたけれど、やるせない話しだ。
公衆トイレなどにも、壁の色が分からないほど下品な落書きで埋め尽くされてるのに接することもあるけれど、その書き主たちの教養の低さがどうしようもなく悲しい。

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真っ赤なカエルアンコウ@マラパスクア・カプカプ


相合い傘なんかを落書きしてる奴らの恋は、成就することは少ないだろうなぁ。そういえばズ~っと昔の事だけれど、松本駅のトイレをお借りしたときに、なかなか秀逸な落書きがあった。
「ベルが鳴る。クソは出かかる汽車は出る。」
場所が場所だけにせっぱ詰まった状況が見事に謳われていて、その時は「素晴らしい!」と、作者の教養を感じたけれど、ヤッパ書く場所が間違っとるよなぁ。

先日、ダンジャパンから届いたAlert Diver を読んでいて思わず笑ってしまった。
ダイバーの死亡要因データをまとめた記事だったのだけれど、それによればダイビングの死亡率は10万人に15~20人くらいなんだそうな。で、これはアメリカでの自動車事故による死亡率とほぼ一緒なんだそうな。
笑ってしまったのはこの後の記述。他の死亡率も例に挙げていて、
一つ、自動販売機が倒れてきて亡くなる人が年に40人ほど。ウン、何となく判るような気がする。
一つ、ボールペンを飲み込んで死亡する人、約100人。結構多いな。赤ちゃんかな?
一つ、頭の上にココナッツが落ちてきて亡くなる人が約150人。これも想像に難くない。
しかし、
一つ、白鳥に殺される人が年に2人ほど。この後に「白鳥というのは結構怖い生物だ…」と続く。
    確かに噛まれれば痛いだろうけど、殺される事、あんのか?ホントに。
一つ、抜いたシャンパンのコルクに当たって死ぬ人が1年に24人ほど。
    そんなにいるのか!?  失明なら判るがどこに当たって死んだんだ?
そして最後に、自分の車の中で溺れてしまう人が292人。
    まったくもって??????

まぁ、確かに3.11東日本大震災でも多くの人が車ごと流されて亡くなったけれど、「車の中で溺れて……」という表現を使うのは、「ダイビングは思いのほか安全なんだよ」と言いたいがためだろう。
まぁDANの気持ちもワカランでもないが、ちっと比較表現方法に無理があるんとちゃうかなぁ。

ちゃんと自己管理をし、機材もちゃんと整備し、バディシステムをしっかり守り、周囲に気を配って無理をせずに潜ればダイビングは決して危険なスポーツではないのは確かなんだけどね。
皆さん、安全で楽しいダイビングをしましょうね。

isoginchaku
なぜかホバリングしてるソリハシコモンエビ@マラパスクア ディープロック

「ここに居るからね」と言われてウミウチワに顔を10㎝にまで近づけ、舐めるようにして探したけれど結局見つけられんかった。

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ピグミーシーホース@マラパスクア ディープロック。

だいたいからして一度見つけてもちょっと目を離すと、もう見失ってしまう。これほど見事な擬態もあるまい。
彼女たちは長いシッポをクルクルと巻き付けてつかまっているだけなので、手の平で軽く海水を送り込んでやると、彼女の身体がヒラヒラと揺らいで見つけることが出来るのだけれど、それやってても見つけられんかった。

これを見つけてくれたシークエストのロイル君、目が4つくらいあるんじゃないかと思えるほどに、ちっこいモノ見つけるのが上手かった。
「いくつ目があるんだ?」と冗談言ったら、「毎日潜ってるからね。どこに居るか知ってるから」。
そりゃそうだろうけど、そうなると「ここに居るよ」と教えられても見つけられなかったあたしゃ、メク◯かぁ!(使っちゃいけないそうなので一応伏せ字ネ)
体長1㎝ほどのピグミーちゃんでした。おなかプックリしてるからもしかしたらご懐妊中だったかもしれません。

マラパスクア島マナドショール。ニタリに会えるポイントです。現地ではトレジャーシャークと呼ばれるこのサカナに逢うために、水中でしばらく待たねばなりません。
運が良ければ直ぐ逢うこともありますが(アタシはそうだった。日ごろの行い?)、運が悪ければ逢えないこともあるし、何十分も水中で待たなくてはならないこともあります。
そんな時のためにナイトロックスが良いのですね。

NX


知らない方のために補足しておくと、ナイトロックスとは通常エアーのタンクに少量の酸素を追加して酸素濃度を上げたものをいいます。これによって水中に留まれる時間を若干ですが長くすることが出来ます。
これは気分的なものかもしれませんが、ナイトロックスで潜った方が疲労度も少ないように感じます。

さて。
この酸素濃度を32%まであげた(通常の陸上での空気は21%)タンク背負ってニタリに逢いに行ったわけです。
その時、台湾からいらしたダイバーが通常エアーのタンクで私たちと一緒に潜っていました。水深を少しでも浅めにしていれば良かったのでしょうが、その方はずっと私たちと一緒でした。そして浮上時も。
案の定、ダイブコンピュータは指示通りのダイビングをしなかったことでロックが掛かってしまいました。翌日も潜るというので、私は予備のダイブコンピュータを貸してあげたのですが、本当は潜っちゃいかんのだよね。
2度目に潜ったマナドショール。写真撮影はほぼ満足のいくカットが撮れたので、ムービーに切り替えてみました。


日ごろ使いこなしていない機能使ったので、ピントの合わせ方がいまひとつでピンボケになってしまいました。お恥ずかしい動画ではありますが、少しは臨場感お届け出来るのでは……と後悔、いえ公開いたします。

nitari1

負け惜しみでちゃんと撮れたカットも再度載せちゃおう~っと。

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