マヤ遺跡の一つ、アルトゥン・ハの遺跡です。
全面の石段を登っていくことも出来ますが、その石段があまりにも急角度でして、しかも段の高さが高いので、登って行くことはなんとかなりますが、降りるときはかなり怖いです。本殿の方には昇降用に別の階段が設置されているので問題はないのですが、私なんかそれでなくとも高所恐怖症なんで、上に立って下を見下ろすことも怖くて出来ませんでした。
だって柵が無いんですよ!(あっても嫌だけど)。高所から見下ろしたときの、あの△◯タ◇がキュッ!となるような恐怖感は、女性にはワカランだろうなぁ。
ベリーズにはこんなマヤ時代の遺跡が20以上も残っているそうです。
メキシコに行った際に、メキシコにも残るチチェンイッツァやテオティワカンなどの遺跡にも行きたかったのですが、あの時は色んな計画ぶち込みすぎて行く時間が取れなかったのです。なので今回はどうしても行きたかった。
このアルトゥン・ハはベリーズのオリジナル・ビール「ベリキン」のロゴにも使われています。
遺跡はジャングルの中にあるのですが、そのジャングルにはトラも生息してるそうです。今だに!
遺跡のそばに沼もあって、そこに流れる川にはワニもいるよ、とガイドさんに説明され「トラもワニもホントかなぁ~?」と、疑って聞いていたら、少年が子供のワニを連れて歩いて来てビックリしました。
そして遺跡からの帰路に、ガイドさんに「別荘買わんか?」と、なかば強制的に彼が持つ物件を見せられたのですが、その時には道路に大きなバクが飛び出してきて、これまたビックリしたのでした。周辺は別荘の分譲地で人もけっこう住んでるのに、です。「トラに喰われたくないから別荘は遠慮しときます」。
アルトゥン・ハ近くの道のわきに、掘っ建て小屋みたいなのがありました。スネーク・ファームだそうです。ファームって言うくらいだから飼っているわけで、「何のために飼ってるの?」と聞いたら「食うためだ」そうです。
ベリーズの方々はヘビを食べるらしいです。まぁ、日本でも食す習慣の土地もあるし、お隣の国じゃあ当たり前のように食べてるし、ベリーズ人が食べるといっても不思議じゃないのだけれど、トラやバクが生息するジャングルといい、未だに残る遺跡といい、その日の私はインディー・ジョーンズになった気分なのでした。そしてそのインディー魂が乗り移ったからか、ヘビは苦手では無い私が、何故かスネーク・ファームの写真を一枚も撮っていないのでした。