タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

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蠅………。ハエです。

何ヶ月か前に驚異的なハエやアブたちの生命力の事を書きましたが、その時に「続きは後ほど……」とお約束しました。

約束を絶対に守るのが私の流儀ですので、お約束通りハエのお話し第2弾です。
(前回のお話しを読んでいない、という方はコチラをクリック!)

画像を載せるまでの事では無いのですが、よ~くご覧ください。96523df7.jpg

昆虫というのは見れば見るほど宇宙人的ではありますが、このハエくんもよくよく観察すれば愛らしいところを発見できるかもしれません。

(いくら良く見ても愛らしさは無いですね)



北海道でハエの驚異的な生命力に遭遇したわたしは、ハエは一体どの位飛び続けることが出来るのだろう……と思ったのです。

だってそう思いませんか? ブンブンと食卓に載った食べ物にまとわりつくハエは、追い払っても追い払っても懲りずに飛んできます。
ときどきテーブルの上などに羽休みなのか着陸しますが、追い払えばまた飛んで直ぐに舞い戻ってきます。

スリッパで思いっきりひっぱいたいてやろうと、バシッと叩いても撃墜されればハイ!それまでよ! の彼らですが、空振りすれば「この下手くそめ」とばかりに、直ぐに戻ってきます。

彼らの「ケケケケ」という笑い声まで聞こえてきそうです。



そんな図太い彼らの神経に私は完全にブチ切れ、いったい彼らはどの位飛び続けることが出来るのか知りたくなったのでした。


そこで実行したのです。
ハエの連続飛行時間調査を。


ある日、1匹のハエが便所にいることに気付いた私は、ラジオとハタキを持って便所に入り込みました。
そして便座に座り込んでラジオを聞きながらハタキでハエを追ったのです。

彼が壁に止まるとハタキで追い払い続けました。

アッ! 一応、誤解の無いように記しておきますが、最近の事ではありません。学生時代の話ですよ。
この歳でこんなことやってたら要・注意人物指定されてしまいますから。



(エッ!? 学生時代でもアブない、って?)



確かに大学生がやるような事ではないですね………。


マッ、そんな些細なことに突っ込み入れないでください。先に進みましょう。

で、どの位ハエは飛び続けたと思います?


ナント! 2時間オーバー!
正確な時間をもう忘れてしまいましたが、確か2時間30分以上飛び続けました。

私の腕は途中で疲れ果て、ハエが勝つか私の腕が再起不能になるかの勝負でした(オーバーな)。
私がいい加減飽きてきた頃、突然彼はポトリと落ちました。

そして私が指で突っついても動かなかったのです。

「アッ! シンダフリヲシテルナ、コイツメ」と思い、そ~っとドアを開けライターを取りに行きました。

火であぶってやれば、きっとまた飛ぶだろうと思ったのです。

ところが火を近づけるとハエはポッと燃えてしまったのです。




考えて見ればハエに死んだ振り出来るような智恵があったら恐ろしいですよね。

バカなコトしないで今度は何時間で蘇生するか観察すれば良かったと、今では悔やんでいます。




                             合掌









私はどうもこういう物に弱い。

写真は先週末、我が家から地元の小学校へ向かう途中で見つけた。

ご覧の通り、民家の家の前の下水口の蓋の脇からパンジーが咲いていたのだ。6380effe.jpg

こんなのは良く見かける事で、実際に一昨年あたりにも同じようなシチュエーションの画像を載せ、同じような事を書いていたと思う。

けれど、どうしても惹かれてしまうのだ。
こういう生命力の凄さに感動しない人もいないとは思うのだけれど、その度に携帯電話を取り出して写真を撮る…なんて人は少ないのだろうなぁ。

生命力…で唐突に思い出した。
むかし北海道の牧場でバイトしていたことがある。
朝起きると、寝泊まりをしていた部屋の天井は無数のハエやアブでビッシリ。夏といっても朝晩は冷え込むので彼らもジッとしているのだ。

私は朝起きるとまずは掃除機で、その天井にいるハエやアブを吸いまくる役目になった。
1ヶ月ほどのバイト期間が終わって、ボチボチ帰るか…となったある日、私は掃除機のフィルターを掃除してから帰ろうと思い立った。

毎朝やっていた事なのに、何故かその時はフィルターの中に大量のハエやアブが入っていることを忘れてしまっていた。


フィルターのカバーをパカッと開けた途端!




ブワ~ン!




数千匹はいると思われる大量のハエとアブが飛び出してきた。
心臓が止まるかと思うほどビックリした。

フィルターの中には死んでいる奴らもいたけれど、ほとんどのハエとアブが大空に飛んでいった。
少なくとも3~4週間は何も飲まず食わずだったはずだ(それとも死んだ仲間を食っていたのか?)。

もの凄い量のハエとアブの突然の飛翔に最初は驚いたのだけれど、その凄まじい生命力にもっと驚いたのだった。
(ハエとアブの凄まじい生命力の話はPart2に続く、…いつの日か…)







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