タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

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またまた二度目の登場となるゼブラガニ君です。いかんせん、潜りに行けないので画像も使いまわしになっちゃいます。

先日、沖縄の美ら海水族館で深海に生息するカニが観察できるというようなニュースをやってた。ミナミオーストンガニというカニで、その姿は手足がやたら細長くてトゲがもの凄い。同じトゲトゲでもフォルム的に調和の取れてるこのゼブラガニのようなトゲではなく、やたら〝寄らば刺すぞ!〟的というか、とても威嚇的なトゲなのだ。
「こんなカニが目の前に現れたらどうやって撮影するかなぁ? 目にピン合わせると一番特徴的な足の長さやトゲトゲがボケちゃってつまらない写真になっちゃうだろうなぁ。目いっぱい絞り込んで撮るかなぁ?」なんて考えながらニュース見てたら横に座っていたかみさんが、「足も細いしトゲトゲで食べづらそうなカニだね」と。
写真より食べる方が先のようです。

zebura

ゼブラガニ@アニラオ・サイムシム

例えばいっつも眉間にシワ寄せてる人とか、やたら命令口調で話す人とか、一方的に自分の考えを話すだけで人の話は聞こうとしない人とか、とかく近寄りがたい人っているもんです。なんか心もギスギスしてて、出来ることならお会いしたくない人です。
このカニもトゲトゲで目つきも悪くて、その伝でいけば近寄りがたいカニってことになるんだけど、例外ですな。まぁ、そのトゲトゲの身体といい、その住み家(イイジマフクロウウニ)といい、あまり近寄ると痛い思いをすることになっちゃうんだけど。

zebura

ゼブラガニです@マラパスクア ツインアイランド。このカニ、ロボットみたいでなんか好きです。
こんなクワガタみたいな頑丈そうなツノ付き甲羅に守られてるんだから、イイジマフクロウウニ(だと思う)なんかに隠れてなくたって良さそうなもんだけどなぁ……。アッ!そうか! 隠れてるんじゃなくてコイツを喰ってるのか? いっつもこのウニに居着いてるもんなぁ。

実はデスね。コイツ撮影した後で、イイジマフクロウウニ君を元に戻してあげようと人差し指でソ~っとひっくり返そうとしたの。そしたら脇の細いトゲが指先にプスリ!
いや~、メッチャ痛かったッス。当たり前ですが。
こいつの毒はウンバチイソギンチャクのような炎症性のものではなくて神経系なのね。指先がズッキンズッキンし出したと思ったら心臓もバクバクし出した。
ほんの少し指先に刺さった程度でズッキンズッキンのバックバクになっちゃうんだから、コヤツに気付かずに手の平ビタッとか着いちゃったら命も危ないかもしれん。

みなさま、お気を付けくださいマセ。
って、こんな奴を素手で触ろうとするオバカはあたしくらいか。

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