タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

タグ:ジンベエザメ

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ジンベエザメ with タカラガイ@セブ島・オスロブ

ジンベエザメとタカラガイ、ランデブーの図です。一緒に行ったガイドさんに撮ってもらいました。

さて。かみさんが友だちから教えてもらったというダイビングショップさんですが、この世界ではかなり有名な方が経営されてるショップでした。私たちが到着した日は10人ほどのゲストがすでにいて、皆さん常連さん。しかもダイブ本数1000本以上のベテランさんばかり。しかもほぼ全員カメラ派。ダイブボートの上に並ぶカメラだけでフィリピンの豪邸が一軒、楽に買えるほどの機材が並びました。そんなショップさんですから、確かに居心地もガイディングも良かったです。

で、写真の説明。何日目かの夜の食事時にジンベエ・ツアーの話しが出て、アタシが「だって餌付けしてんでしょ?」と言ったら、「餌は確かに撒いてはいるけど、あそこには約200頭ものジンベエが来ることが確認されてるんだよ。しかも中にはグルッとオーストラリ方面まで行ってから戻ってくるのもいる」とこの道の研究者でもあるオーナーさん。つまりは餌付けでジンベエ呼んでるワケではないとの事らしい。
ではモノは試しに行ってみっか、となったワケなんだけど、朝が早いのよね。出発はなんと4時! ニワトリだってまだ目覚めておりませんよ、そんな時間。
まだ夜ぢゃないかという町中をひたすらすっ飛ばして3時間。やっと到着した海は快晴のベタ凪でした。

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昇る太陽の左側、水平線のあたりにポツポツ見えてるのはシュノーケラーたちのボート。こんな早朝なのにすでに100人ほどの観光客が水面からジンベエを見ようと集まって来てた。でもダイバーはこの時点でまだ私たち2名だけ。

ビーチからエッチラオッチラ、そのシュノーケラーたちが乗るボート下まで泳いでく。そこで餌を撒いてるわけね。ここに来る客の大半がジンベエ目当てだろうけど、水中は撒かれたジンベエの餌を目当てにキツネフエフキダイの群れやでっかいロウニンアジ、ウメイロモドキの群れもたくさん。それだけでも楽しかったけど、現れたジンベエのデカいことデカいこと。沖縄の美ら海水族館で見たジンベエの優に3倍はある体躯。サイズだけならサメというよりもはやクジラ。上の写真のジンベエはまだほんの子供。
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何度も行きたいとは思わないけど、一度は潜ってみるべきポイントだと思う。マンツーで案内してくれたガイド君に英語で「何度も潜ってたら飽きちゃうでしょ?」と聞いたら、「その度に違うジンベエに会えるし出会い方もいろいろだからいつも興奮する」とのこと。ジンベエが、というより海がとても好きなんだろうなぁ。

JR御茶ノ水駅のホームで電車を待っていたら、何やらキラキラきれいな模様が目に入った。聖橋の橋脚に神田川の水面に反射した光が映りゆらめいていたのだ。

電車を待つ間、そのユラユラゆらめく影を何とはなしに見ていて、まるで鮫肌だな…って思った。

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ダイビング・ライセンスを取得して初めてファンダイブをしたのが沖縄の読谷村だった。「ジンベエが見られるよ! ジンベエに捕まって一緒に泳げるよ!」のキャッチコピーに惹かれて行ったのだった。

読谷村の沖合に大きな定置網があって、その中にオス・メス二頭のジンベエザメが飼われていた。確か琉球大学だったと記憶するけど、海洋学部だかが研究のために飼っていると説明された。1日1回餌を与えてあげなくてはならないので、その時一緒にダイバーも潜らせてもらえる。
その時はなにせ初めて一人で潜るので、ちょっとパニックになっちゃったりもしたけど、なんとか私もジンベエザメの背ビレに捕まって一緒に泳ぐことが出来た。ジンベエの肌はザラザラしてた。
そして網に擦れて傷だらけだった。なんかとても悲しくなったのを覚えてる。毎日、食事の心配はしなくていいだろうけど、自由に泳ぎ回りたいだろうなぁ。身体も傷だらけできっと辛いだろうなぁ、と。
水族館が好きでたびたび行くけれど、水槽の中の魚たち見ると、いっつも可哀相に感じちゃうんよなぁ。





我が家のトイレには馴染みのダイビングショップで戴いた『月刊ダイバー』のカレンダーが貼ってある。今月はタイ・タオ島のジンベエザメだ。
そのタオ島には8年ほど昔に行ったことがあるが、残念ながら彼には逢えなかった。
カレンダーに登場しているジンベエ君は、ギンガメアジのトルネードを従えて見事な体躯をうねらせている。真正面からとらえた見事なカットだ。著作権の問題があるのでお見せできないのが残念だ。

このジンベエザメに逢いたくて、2年前に遠路はるばるメキシコに渡った。(その詳細、ご興味あればコチラから)
ご覧のように待望のジンベエザメには逢えたのだが、写真がイマイチ(泣)。何故かと言い訳をさせてもらえば、カメラが悪かった。(腕じゃない!)

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ジンベエが大きすぎて全身を写し込めないのだ。ならば被写体(ジンベエ)から引けば良いじゃないかと思われるかもしれんが、悲しいかな透明度が悪くて引けない。プランクトンが多いために5~6mの透明度しかなかった。
上の写真のように併走して撮影するのだけど、この至近距離でシャッター押せば写ってるのは目だけだ。これで全身を写し込もうっていうほうが無理ってもんだ。
ワイドコンバージョン・レンズ購入を決意したのはこの時だった。コンデジにワイコンとは、なんともバランスの悪い組み合わせではあるけれど、その後のマナティ撮影時に威力を発揮したのは言うまでもない。

ところでこのジンベエザメ。最近じゃ伊豆あたりでも目撃されているようだが人を襲うことのないおとなしいサメだ。
彼らが軽~く泳いでるスピードは、私たちがフィンを履いて全力で泳ぐスピードくらいなので、写真撮影時は上のように併走しての全力スイムとなる。これがけっこうキツイ。あっちは散歩してるのに、こっちは全力疾走で彼の散歩を追いかけているようなものなのだ。

エビスザメと呼ばれていたこともあるらしいが、今の名前の由来はご存じの方もいるかと思う。そう、日本に古来から伝わる夏の室内着・甚兵衛の模様に似ていることから来ている。
ならばジンベエよりジンベーと記した方が正しいように思うが、これも外来語がたくさん入ってくる前に命名された故だろう。

実は私の夏の寝間着も甚兵衛だ。
                           (関係ないか





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