Calamity1お世話になってる方のお嬢さんが出演されているので、『カラミティ・ジェーン』観てきました。

私は友人にダンサーや役者がいるので、年に数回は舞台に接する機会があります。時には舞台終了後に、その役者たちと酒席を囲むこともあります。そんな役者たちは一様に、「観客の反応が良いと自分たちの演技もグッと良くなる」と言います。役者たちは客の反応見ながら演技し、時にはアドリブも交えるそうです。舞台はまさに演者と客とのコラボなのでしょう。

さてカラミティ・ジェーンに戻ります。
このミュージカルは2部構成になっているのですが、第1部を見終わった時点では、ちょっとガッカリでした。なんか、ピリッとこないのです。演出が悪いのかな?と思ってました。
しかし、第2部に入ってガラリと変わりました。なんか別の舞台を観ているような……。
それはパパイヤ鈴木の力だと感じました。彼は第2部からの登場なのですが、彼が登場した途端、舞台と客席の距離が一気に縮まったのです。
ポスターでは湖月わたる、金児憲史、パパイヤ鈴木の3人がメインのように扱われていますが、登場時間で言えばパパイヤ鈴木はほんの少ししか出演していません。そのほんの少しの時間で彼は見事に観客を舞台の上に引きずり上げました。
湖月わたる、金児憲史の二人にはその力がなかったのですね。こんなこと書くと、二人のファンに怒られそうですが。

パパイヤ鈴木が登場してからの第2部は、その湖月わたるの演技も、他の出演者の演技もガラッと良くなったように感じました。観客が彼らに近寄ったからだと思います。
どんな客が来たかによって、舞台の質は変わるのでしょう。舞台はその演者と客とのバトルなのだと思います。だからこそ舞台、ライブは面白いのだと思うのです。

本日は、ちょっと堅いお話しでご容赦。m(_ _)m  たまにはこんな事も書かないとね。

Calamity2