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罪作り
イバラダツ@アニラオ・ラヤグラヤグ
イバラダツの子供です。大きさは3㎝ほど。まだ肌も若々しくて美しい。
タツノオトシゴの仲間は総じてシャイです。レンズ向けるとほとんどが背を向けます。時には「めんどくせ~な~」と言わんばかりに、その小さな背ビレ使ってヒョロヒョロと何処かに泳いで逃げようとします。
この子はその割にしばらくこのままの姿でシャッター切らせてくれました。しかし、やっぱりフラッシュの光が嫌だったようで、数カット撮ったら泳いで逃げちゃいました。
今朝、出勤途上の駅に着いたときに忘れ物に気がつき、駅から戻りながら電話をしかみさんに持ってきてもらうことにしました。途中で受け取って少しでも早く出勤しようと思ったのです。
しかし、途中で出会うはずが自宅近くになってもかみさんは現れず、自宅そばまできたらようやっとかみさんの姿が。
「遅い!」 と文句を言おうと思った矢先にかみさん、
「ビエ~ン(T-T)」
よくよく見たらアゴから血を流してる。
急いで届けようとしてコケてしまったんだそうです。
どうせ遅刻するんだから慌てることは無かったのに、少しでも楽をしようとした私のせいです。
今度潜るときにはせめて優しくしてあげようと思います。
ともしび
今朝、新聞を読んでいたら日本に生息するオオウミウマが絶滅危惧種に指定されたそうな。
知らない人のために説明しておくと、オオウミウマってのはタツノオトシゴの仲間で、ヨウジウオ科に属するタツノオトシゴ属の中では一番大きくなる(30㎝近くにまで成長するらしい)、いわばタツノオトシゴの大親分みたいな存在。
一昨年の年賀状には私もレンベで撮影したタツノオトシゴを使用したけれど、このオオウミウマにはまだお逢いしていない。絶滅する前に一度はお目にかかりたいものだ。いや、間違えた。絶滅されては困るのだ。
彼らはほんとにノホホンとしてる。海底で出会っても、シダやヤギなどにシッポを絡めてユ~ラリ、ユ~ラリしてる。彼らの天敵が何なのか私は知らないけれど、あんな無防備な状態で生きていられる方が不思議だ。猛毒を持ってるなんてのも聞いたことはないし。
泳ぐときはそのまま、立った状態で背ビレをピロピロ動かして、けっこう早く移動する。でも早いたってそれはダイバーに比べれば程度の速度であって、魚類としてはハコフグの幼魚みたいで、その速度は陸上のカメに等しい。
上の写真は柏島・後浜、1番ブイにてお逢いしたイバラダツ。この時は何かにシッポを絡めるでもなく泳ぎ去るでもなく、この状態でしばらくここに居た。
見れば観るほどけったいなお姿だと思う。こんな面白い奴らが消えていくのは寂しい。だから私たちは少しでも環境のことを念頭に置いておこう。少しでも環境保全を心がけよう。
これを書きながら、タツノオトシゴって本当に日本国土みたいだと再認識した。
ちょうどシッポの上あたりが朝鮮半島になるか。内側に丸まってないで、外側に思いっ切り反り返ったら、ちょうど大陸のチン◯ンみたいな半島を蹴飛ばすことになるなぁ。もしも蹴飛ばしたら身体の方(大陸)もたまったもんじゃないだろなぁ。
なんてバカなことを夢想しつつ、本日はこれまで。