向日葵と書いてひまわり。
そのひまわりを戴きました。私に、ではなくかみさんに、ですが。

社会人になったばかりの頃、ソフィア・ローレン&マルチェロ・マストロヤンニの映画『ひまわり』を観ました。
学生時代に友人から良い映画だから観ろと薦められ、内容も聞いていて観たかったのですが、そのチャンスはなかなかありませんでした。それが池袋の文芸座だったかどこかの映画館でリバイバル上映され観る機会を得ました。しかし、その時は友人に聞いた話のイメージが私の脳の大半を占めていたようで、見終わった後、さほど感動も無かったのです。
ところがその数年後。今度はテレビで放映され再び観ることになったのです。その時、私は映画館で観たときには無かった感動を得ました。
自分の意志ではない、どうしようもない不条理な別離は、意識の中で納得する部分があるだけに悲しさが倍増するのだと知りました。
ちなみに私は、この映画に出てきたロシア女性の方がソフィア・ローレンより綺麗だし素敵だな、と思いました。
ソフィア・ローレンの様な猛烈な情熱をぶつけられても、それを受け止め、それ以上の愛情を返せる男ってどれほどいるのでしょう?
私には絶対に無理です。その情熱以前に体格で押しつぶされてしまうでしょう。