先週末、久しぶりに山登りに行って来た。登ったのは長野県の山。飯縄山から瑪瑙山(めのうさん)、怪無山と縦走する予定だった。
久しぶりの山行に気分も高揚していたのだけど、まず往路の渋滞で到着予定時間が2時間も遅くなり、歩き始めてしばらくしたら危惧していた腰からの痛みが膝にまで広がりはじめ、結局予定を断念することになってしまった(泣)。
時間にゆとりがあれば膝をかばいながらでも行けたんだけど、下山時間を考えると次回持ち越しにした方が良いと判断。山でのちょっとの無理は、大きな事故につながるからね。
この山、榧(かや)の木がたくさんあった。足下に目をやれば山道を埋め尽くしているのは針のような榧の木の葉っぱ。そしてその山道脇には小さな榧の木が芽を出していた。
榧の木は成長がすこぶる遅いそうだ。だから碁盤などに使われる榧の木はとても高価だ。幹の太さ直径30㎝を超える榧の木をこの飯縄山では目にすることが無かったから、きっと近年(それでも100年以上前)に、榧の実が鳥にでも運ばれてきて徐々に樹木数も増えたのだろうと思う。
下山後、温泉でマッタリ。翌日はヒマワリ畑でも見て帰京しようかと思っていたのだけど、かみさんが「福島正則の墓が近くにあるらしいから見ていきたい」と言い出した。私が「福島敏行は私の中学時代の同級生だけど、福島正則は知らんから行きたくない」と言ったのだが却下されてしまった。渋々アッシーに徹する。
政則公が眠るお墓は、私の知人の故郷でもある長野県小布施町の岩松院というお寺にある。で、このお寺には葛飾北斎の描いた“八方睨み鳳凰図”(撮影禁止につき画像なし)という巨大な天井絵がある。北斎晩年の作とのことだけど、迫力に欠けていた。160年以上も前の作品なのに今だに当時の色彩を残している…ってのは凄いとは思ったけど。
で、このお寺にも榧の木があった。実も成っていたのでパチリ。右上の写真がそれ。長野は榧の木が多いんだろうな。
帰路、渋滞の道路で「もっと足腰鍛え直さんといかんなぁ」と、筋肉痛の太もも揉みながら思った。でも、きっとやらんだろうなぁ。
上の写真は帰路の途中で立ち寄った雷滝。
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