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パンダダルマハゼ@屋久島・観音

屋久島からの帰り鹿児島から乗った飛行機で、隣の席のかみさんがリクライニングを倒そうと後部座席を振り返った。後部座席は空席だった。なのでリクライニングを倒したら「イテッ!」の声。私が後方に目をやると自席に浅く座った若者が足を組み、その組んだ足を隣の空席側に投げ出していたのだった。
「すみません、リクライニング倒して良いですか?」とかみさん。
「足にぶつからないくらいなら」と若造。
「足投げ出されては、どのくらい倒して良いのかワカランでしょう」とワタシ。
「空いてるから使ってるんです!」と若造。

こっちは空いてるから倒したのだ。まさか二座席分のチケットを買ってるわけではあるまい。「それはコッチの台詞だ」と言ってやろうかと思ったが、このようなバカとはこれ以上会話すると更にムカつきそうだったから、ワタシはかみさんを他の空いてる席に移動させた。
そのバカ者、それ以降必死に寝つこうとしている気配が背後から伝わってくるのだが、何度も体勢入れ替えてる間に飛行機は羽田に到着した。アハハハ。自己主張したのは良いが自己の論理に間違いがあったことに気付いたみたい。
この手の可哀想な若者が増えたなぁ。コミュニケーション未熟者。LINEだのFacebookだのも良いけど(ワタシも使ってる)、もっと生のカンバーセーションしないとイカンよ、若造。大人になって(もう充分オトナだったけど)バカ者と思われちゃあ哀しいよ。

写真は体長2㎝にも満たないパンダダルマハゼ。必死に卵を守ってます。黒い背ビレの後ろに写ってるんだけど、小さすぎてワカランですよね。こんな小っちゃくても親としての勤めを果たすハゼなのに、図体でかくなっても大人になれないアホなニンゲンもいるこの哀しさよ。