久々に舞台を観に行った。観劇なんて何年ぶりだろう。
愚息の友人に役者志望がいて、たまたま数ヶ月前にバッタリ会った際、「タカラガイコーチ、今度また舞台やります。よかったら観に来てください」と言われたのだった。
だがそれ以来何の連絡も無い。先日、そのことをフト思い出し、「いつやるのかな?」とネットで調べたら、ナント昨日からだったのだ。手帳を覗くと空いている日は昨日のみ。仕事をLINEのコニーばりにこなして劇場に出向いた。
大学を卒業した仲良しグループが同窓会を開く。楽しいひとときを共にして、毎年続けようと約束する。10年の歳月が流れる内には色んな事があり、仲間がひとり、また一人と集まらなくなっていく…というストーリー。
ストーリー的にはよくある話しで目新しさは無いのだけれど、どうやらこれが4回目の再演らしい。それだけ再演されるって事は、それなりに良い作品なんだって事なんだろうけど、アタシ的には………。
舞台で演じられてたのと似たような経験を、とっくの昔に経験しちゃってる年齢の私には、ストーリーとしての感動はまったくない。お話しには感動しなかったけれど、役者さんの力量で救われてた。いやホントに上手かった。知人が出てるって事でヨイショしてるわけじゃないよ。
公演初日だったからか、舞台始まって最初のころは互いのセリフの間も、動きもぎこちなくて、「アリャリャ、こんな調子で進んじゃうの?」と心配もしたけど、途中から呼吸も合ってきたようで小気味よい台詞回しが観られた。
この作品は役者の技量が試される作品なんだろうな。だから4回も再演されてるんだろう。
希望を述べれば演出的にラストの場面、もうちょっと他の演(み)せ方にしてくれた方が泣けたかも。しかし、若かりしあの頃、を思い出させてくれました。ありがとう!
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