イヤハヤ慌ただしい一週間だった、例年のことだけど。昨日あたりからやっとデスクにゆっくりと向かえる時間的余裕も出てきたけど、年賀状やらDMやら膨大な量の郵便物が山積みで、それらに目を通す(半分以上は開封もせずにゴミ箱行きだけど)だけで半日かかってしまった。(>_<)

先週末。
お休み最終の二日間で箱根の強羅まで温泉浸かりに行ってきた。

goranakaniwa
このお宿、なんでもあの三菱財閥創業者の岩崎弥太郎氏三男坊の別荘だった家を改装して宿にしたんだそうな。その風格たるや室内も外観もそりゃあ見事なたたずまいなんだけど、その歴史が物語るように部屋に忍び込んでくるすきま風もなかなかなモンだった(笑)。
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強羅に向かう峠にも、この庭園の片隅にも雪が残るこの時期のすきま風だから、かなり冷たいのだけどそれもワタシ的には風情ととらえられるほどで、夏場だったらきっと受けるだろう蚊の猛攻に比べればどうってことはない。
料理も吟味された食材が適度な量でタイミング良く出され、がっつく年では無くなった身には嬉しかった。
それより何より一番は、やはり湯。箱根の湯は柔らかく優しくて私は好きだ。
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景色が楽しめる時間に露天風呂に入り、太陽の翳りと共に刻々と色彩を失っていく庭の景色を眺めてた。庭の街灯にポツポツと明かりが灯りだした後は、しばし湯船の縁に腰掛けて火照る身体を涼めて次は内湯へ。
食後にもう一度温まり、就寝前にサッと温まって布団に飛び込み、そして翌朝目覚めると洗顔兼ねて湯に浸かり、一泊二日で5回も入ってしまった。

そんなことを自慢げにカミさんに話したら、なんでも今年から始まったNHK大河ドラマの主人公・黒田官兵衛は、有馬温泉がいたく気に入り11回も入ったらしい。さぞやふやけたことだろう。

さてこれから京都へ。京都のお客様に年始のご挨拶を終えれば、今年の年始挨拶回りはこれでほぼ終了となる。せっかくの週末出張だから、日帰りで終えずにちょっと足を延ばしてこようかと思案中……、ってのはウソ。既に気持ちはそのつもりになってて、デスク脇には着替えの下着と靴下が入った鞄が旅立ちを待っているのだった。