エスペランスの海は南極海にあたるわけで、水温は低いです。海中には当然ですがサンゴなどは無く、代わりに色とりどりの海藻が出迎えてくれます。色とりどりと言っても所詮は海藻なので、色は様々でも中間色のくすんだ色が多く、太陽光が射してくれればそれなりに見応えはありますが、サンゴ礁のダイビングに比べれば色彩の乏しさは否めません。
当然、サカナたちも原色の色のものは少なく、地味~な奴らが多いです。先日ご紹介したシードラゴンは別格ですが………。

そんなジミ~な奴らの中で、こんな奴と出くわしました。

devil
なんとも不敵な面構えでございます。
ガイドさんによればとても警戒心の強い魚だそうで、フツーはダイバーの姿を見ると岩陰などにすぐに隠れてしまうそうですが、コヤツはカメラ構えた私に向かってまいりました。正直、ちょっとビビリました。
大きさは30㎝ほどです。ブルーデビルというそうです。オーストラリアではコイツに会えると幸せになれるという言い伝えがあるそうです。フィリピンのゴールデンイールモレイも幸せ届けてくれるそうですが、アッチは黄色でいかにも!って感じですが、コッチはこの色彩&この顔で幸せ運んでくれるとは、ちょっと信じがたいです。でも私は信じちゃいます。幸せ、欲しいので。