初めてブナケンに行ったのはもう7年も前のことだった。なんか、つい最近のことのように思い出されるんだがなぁ。時の過ぎることのなんと早いことか。
その初めてのブナケンで、私はダイビングの醍醐味を知った。
潮の流れに身をゆだね、クラゲのように海中を漂うことのなんと楽しいことか! あの何とも言えない安堵感のような、休日にベッドの中で半分覚醒しながらもまどろんでいるような、なんかそのまま眠ってしまいそうな安らぎを感じた。
かと思えば時に激流のような流れに乗ってのドリフト。ビュンビュンと擦れ違うサカナたち。そして徐々に水深を上げて安全停止エリアに入ればそこには見事な珊瑚が広がっていた。
今回も珊瑚は美しい姿を見せてくれたけど、流れは無くサカナたちもあまり姿を見せてくれなかった。潮廻りが悪かったのだと思うけど、残念でならなかった。
前にも書いてるけど、今回はスラウェシ島を横断した。しばらくマクロなダイビングが多かったので久々に豪快なドリフト・ダイビングをしたくなったのだけど、そればっかりじゃつまらない。ならば、って事でレンベのマクロとブナケンのウォール・ドリフトの両方を楽しもうと欲張ったのだった。
レンベのカサワリではスタッフ達に熱烈な歓迎を受け3泊。4日目、3本のダイビングを終えて夕刻4時にカサワリを後にし、車で3時間の移動。マナドのキマバジョには2泊した。
車でたった3時間の距離に、まるで異なる様相の海を見せてくれるのは珍しい。潜ったことは無いけれど、千葉の房総半島も外房と内房ではこんな感じなんだろうか?
さて………。
また、このコースを辿ることはあるだろうか。
P.S.今夕より再び東北に向かいます。そして来週も。そんなこんなで週末がまったく使えないので、今回のスラウェシ横断行はウェッブ制作諦めました。時間が取れるようになったらログだけでもアップいたします。
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