「ドメーヌ・ド・クレッサンス」。フランス・ラングドック地方のワインだそうです。地元の酒屋のお兄さんにまたまた薦められて飲んでみました。
彼は見事に私の好みを知っていてくれて、わたし好みのワインが入荷すると必ず声を掛けてくれます。
初めの頃はハズレも多く、その度に文句言ったり何が物足りなかったか言ってたら、ちゃんと私の好みを覚えてくれるようになりました。
私はタンニンの濃いドッシリとしたタイプが好きなのです。このワインもかなり重めの味でしたが、面白いのは冷やすと軽いフルーティーな味わいになることです。赤を冷やすのは邪道だ!という人もいますが(私もどちらかというとそっち派)、軽く冷やした赤ワインも時には良いものです。特に暑い日なんかには。
グラスに注いだ写真撮り忘れましたが、かなり濃い赤でした。
濃い赤と言えば………。そのむかし、吐血したことがありましてね。いや~、その時は本当にビックリしました。朝、洗面所で歯を磨いていてえづき、ゲ~とやったら洗面所が真っ赤になったのです。
まだ新婚早々でしたから、私はかみさんに心配かけてはイカンと、慌てて洗面所を綺麗にし、医者に飛んでいきました。
結論を先に書きますと、胃潰瘍でも肺結核でもなく、胃と食道を結ぶ所を幽門というそうなんですが、その幽門が剥離していたのです。お医者さん曰く「メシ、がっついて喰ってるだろ。それで切れたんだ」そうです。要は大メシ喰らい過ぎて幽門が破けちゃったんですね。そこからポタポタ落ちていた血が胃に溜まり、翌朝グバッと吐き出しちゃったわけです。
とっても綺麗な、見事な鮮血でした。ちなみに肺から出る血はどす黒いそうですね。
いやぁ、飲み物の話し書きながら何とも配慮の欠ける話題を入れましてタンニン。………いやカンニン。
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