人種によって温度に対する感覚が相当違うのを、海外に行くと実感できます。
もうかれこれ5年ほど昔ですが、ラスベガスに行ったときのことです。夕方になって私たちが「ちょっと肌寒いね」なんて言いながら上着を着込んで外に出ると、ナント! プールで泳いでる人がいました。
夜のラスベガスを歩いていても、私たちが長袖シャツに上着を着て、更にコートも着ようかな…なんて気温なのに、ペラペラのスケスケ・ドレスで闊歩する女性や、半袖Tシャツに短パン姿の外人を多く見かけました。
これはダイビングでも言えることで、こっちが3㍉のフルスーツで水温の低さにガクガク震えながら潜っているときに、ダイビング用のスーツも着ずにTシャツに海パン姿で潜る輩がけっこういるのに驚かされます。
同じ外人さんでも胸毛モジャモジャのオトコはどうでもよいですが、女性となると話しは違ってきます。
かつてビキニの上にビーバーテールのジャケットだけ着たフランス人女性ダイバーと一緒に潜りましたが、いやぁ~、なかなか良いものですナ(笑)。
ところが今回、とうとうジャケットすら無し! ビキニの上に直接BCD装着して潜る女性と一緒になりました。
この時、わたしは3㍉のスプリングで潜ってましたが後半は体温奪われてガタガタ震えてたんですけど、その女性は平気の平左衛門なんですよ。まぁ確かにわたしより厚い脂肪層をお持ちのようにお見受けしましたが、それでも寒いと思うんですがねぇ。
そのお方がこの人です。 ↓
「あら? あんなところに可愛いナースちゃんがいるわ」
「ちょっとこっちにいらっしゃい! わたしがダッコしてあげる」
「ハ~イ。いい子、いい子。おネンネしなさいね~」
なんて言ってたかどうか分かりませんが、ナースシャークをダッコしてお腹ナデナデしてました。
このベリーズ・サンペドロの海域では多くのナースシャークを見ることが出来ます。しかも、ポイントによってはフィーディングしてました(私は餌付けが嫌いです)。
そんなもんだから、ナースシャークに限らず大きなハタやウツボなんかがダイバー見かけると寄ってくるんですね。ガイドさんからナースシャーク渡されて彼女もダッコしたわけですが、サメの肌って触ったこと、あります? 鮫肌といわれてますがザラザラなんですよ。まるで紙ヤスリみたいに。
私は女性の柔肌と鮫肌は相性悪いと思うのですが、この女性に限ってはどうやらそうでもないようで……。もしかしたらサメより頑強なお肌をお持ちだったのかもしれません。それであれば彼女がダイビング・スーツ無しで潜っていたのもうなずける、ってもんです。
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