皆さま、新年明けましておめでとうございます!

今年も宜しくお願いいたします m(_ _)m

さて、皆さまはどんな年末年始をおくられたことでしょうか。わたくしは今年も(そして毎回ですが)かみさんに連れられて(でも金を出すのは私)モルジブのトラギリという小さな島で過ごしてきました。
おいおいエピソードもウェッブの方もアップしていこうと思っております。

Thulhagiri_island

さて、モルジブは他のリゾートに比べてダイビングにおいては少々厳格な島が多いです。
周囲の海域に島が多いことが原因なのか、一様にして海流の変化が激しいです。水中の地形も複雑なところが多く、そこへもってきてセルフ・ダイビングが一般的でありますから、事故もけっこう多いようなんですね。

確かにバリバリのダイバーもたくさんいますが、いかんせんリゾートですから、ダイビング経験50本程度のビギナーも多いようでして……。まぁ、私も初めて行ったときはそんな程度のダイバーだったんですが、たまたまその島はさほどダイビングの技量にうるさいことも言われずに潜れたのでした。

今回行ったトラギリという島は、首都のマーレから高速船で北に30分ほどのところにある、周囲を歩いても5分もかからないような小さな島でした。
さて、ウチのかみさんです。モルジブでの体験ダイビングの経験はあるのですがファン・ダイビングは初めてです。モルジブでは大抵どこの島でもやらされるチェック・ダイブに出発前から心臓バクバク状態が続いておりまして……。チェック・ダイブといってもマスククリアにレギュータ・リカバリー程度の簡単なもんなんですけど、それが心配で夜も眠れないようです。

さてチェック・ダイブ当日。
一緒にファンダイブするならディープ講習を受けたら、ってことになりました。かみさんのライセンスでは18mまでしか潜ってはいけない事になってます。しかし今までそんな事は言われずに私と一緒に40m近くまで一緒に潜っていたんで、私もかみさんもちょっとビックリ。「さすがダイビングには厳格なモルジブだ」と私が言うと、これでもここはルーズな方だとのこと。もちろん特別講習ですから有料です

まぁ、こんどアドバンス取得の際には1科目省略できるので楽になるから良しとしよう、ってことで受講しました。

test2

上のボードの数字を水深30m付近で1から順に20まで指さししていきます。海中深く潜ると体内に溜まる窒素の量が多くなり、正常な思考が出来にくくなります。そのテストです。地上と30mを越えた海中で、数え終わる時間のチェックをしました。
かみさん、地上では28秒ほどでしたが水中では37秒ほどかかりました。まぁ、こんなもんでしょ。私のディープ講習の時は単純な足し算をやらされましたが、2+1を“4”なんて答えて爆笑を誘ってしまったのでした。

このテストを行って足し算を間違えたとか、数かぞえに時間がかかったからといって、よっぽどでない限りはテスト落第なんてことはありません。
だったらいったい何のためにこんなことやらされるのかと甚だ疑問にもなるのですが、地上と水中ではこんな程度のことも出来なくなるんだ、ってことを体験してもらうのが目的なんでしょうな。私が足し算間違えたのはイントラさんの指が2本と2本に見えたからなんですが、言い訳は止めときましょう。どっちにしてもそんなもん、何度か潜れば嫌がおうにも体験しちゃうんですけどねぇ。

ちなみに海に深く潜るにつれて色も無くなっていきます。最初に無くなるのは赤色です。
上の数字ボードの周囲には4色の色がついています。この水深(約30m)でフラッシュ焚かずに撮りました。
それを地上の自然光のもとで撮るとこうなります。↓

test1

さて今年一年。
色鮮やかな楽しい1年であることをお祈り申し上げます。