ダイビングをしていると、まるで宇宙に飛び出したような無重力感、浮遊感を楽しめるわけですが(これが最高に楽しい!)、時には未知との遭遇ばりに宇宙人みたいな奴と出くわすこともあります。
ボビットワームという名だそうです。砂地から出ている部分の高さは5cmほどでしょうか。実際には砂中に50cm~1mもの長さがあるそうです。
指なんかを噛まれると、そのままズルズルと砂中に引きずり込まれて、指か腕を切り落とさないと脱出は出来ない…なんて恐ろしいこと聞かされました。自分の腕を切り落とすくらいなら、この宇宙人の胴体チョン切っちゃう方が良いと思うんですが、エイリアンみたいに傷つくと強烈な酸でも流れ出てくるんでしょうか?
今回、何年振りかでナイト・ダイブをしました。
わたしは基本的にダイビングや登山、そしてゴルフやサッカー(これは最近やってない)の後のビールが一番の楽しみなんで、ナイトやるとその分、一番のお楽しみタイムが遅くなるので夜は潜らなかったのです。
ところが、レンベのガイド君が「ボビットワーム、見たことあるか? スッゲー怖い奴なんだゼ! ゼッタイ見た方がいいよ!」と私に薦めるのでお付き合いしたのです。
食われると指か腕を切り落とさなくてはならない話しは、その時には教えてくれませんでした。まぁ、聞いていても怖い物見たさで潜ったでしょうが、こんなゲテな奴とは思わなんだ。
ワーム、っていうからミミズかゴカイみたいな奴だとは想像してたけど、こんな気色悪い奴とは思わんかったです。虹色に光る胴といい、ソラ来い!とばかりにパックリと口を開けて待つ姿といい、これが地球上の生き物とは思えんでしょ?
こっちはサナダミズヒキガニだと思うのですが、ちょっと自信がありません。甲羅の部分は5mm程度しかありません。5mm以下の脳みそしか持ち合わせていないのに、こんなに長い足(推定8cm以上!)をこんがらがらせずに動けるってんだから、これも驚きです。
そういやぁ、シャコだって良く見りゃこれほど奇怪な姿もないのだけれど、アタシャ好物なもんで何の疑問も持たずにバクバク食べてる。
コイツだって宇宙人だと思うのです。正面から見れば、あのプレデターそのものじゃないですか!
でも、美味しいんだなぁ。
こんな顔して、しかも海の中の残飯喰ってる奴なんだけど……。
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シャコ様は、カメラを近づけすぎると、強烈なシャコパンチをしてきますので、気をつけて下さいね。