一昨日は有名企業が協賛するサッカー大会の予選。勝ち抜けば昨日は決勝大会のはずだった。しかしながら私が所属するSYサッカークラブは残念ながら予選敗退してしまった。
私が担当する6年生は全部で27名。当日、欠席者もいたけどそれでも22名の子どもたちが試合会場に集った。

全40チーム、10ブロックによるリーグ戦による予選で、各ブロック上位2チームが決勝トーナメントに進むことが出来る。そう、ワールドカップと一緒。ところが、ところがですよ! この大会はフットサル大会で、ご存じの方もいるかとは思うけどフットサルってのはコートに入れるのはゴールキーパーも含めて5人。
予選は都合3ゲームを戦うのだけど、ここがコーチの悩むところ。「勝ちに行くか、はたまた全員を出場させてあげるべきか………」。
勝利を前提にすれば決勝トーナメントに進む力は充分に持ってる子どもたちなんだけど、そうなると試合に出られるのはせいぜい10人。
担当コーチ陣で相談した結果、全員を参加させた。で、結果は先に書いた通り。

わたしはそれで良いと思うし、そうあるべきだと思ってる。でも、子供たちの親にしてみれば、勝って欲しいのだとも痛いほどに感じてる。
しかし子どもたちにとっては目先の勝利よりも、もっと大切なものがある。

いま民主党が消費税の引き上げをしようとしてる。それに関して菅直人総理は「年収400万円以下の家庭は減税(還付?)する」と言ってるらしいけど、それは少しも平等なこととは思えない。
だいたい消費税を上げる意図は国家財政を増やそうって事。ところが、今の日本じゃ年収400万円以下の人々が60%を超えてるってのに、減税(還付?)してたら、少なくとも消費税に関してはちっとも税増収にはならんだろう。

私だったら金持ちしか必要の無い物に30%ほどの消費税をかけるなぁ。ベンツもジャガーもBMWも、セルシオもセンチュリーもグロリアもプレジデントも一般人にはまるで必要の無いものだ。そんなもの、ガンガン増税すりゃぁいいんだ。
お酒だって高級なやつや1本1万円もするワインも、庶民にゃ無用物。そんなもん増税すりゃあいいんだ。

それよりも本当は、増税だ、なんだカンダと言う前に隗より改めるべきだろう。目先の勝ち(=金)にこだわるのも結構だが、自分たちはなにやっとるか! いまの世の中、平等であることは不可能だ。だからこそ上に立つ者は、他人の痛みが解らんで良いわけがない。

1年間、議員全員年俸ゼロで働いてみたらいいんだ。そうすりゃ少しは国民も納得するだろう。