キューバの与太話、これで最後です。多分f(^_^;)

キューバ・ハバナ市内の観光エリア、オールド・ハバナを歩いていると不思議な姿の人々によく会います。cuba_lady
たとえば右の写真。
なんだかこれからお祭りに行くような姿をしたオバハンが3人ほど写ってますが、彼女たちは決してお祭りになぞ行くのではありません。
この格好で歩いてると、面白がった観光客が写真を撮るのを知ってるのですね。
で、観光客がパチリッとやると「お金、チョーだい!」と手を出してくるわけです。

私もこのカットを撮影する前に、面白い犬を撮って1ペソ取られました。

確かに被写体としては1ペソ(約90円)払ってもいいから撮りたいような髭のおっさんやお婆ちゃんが居るのです。でも、何とかノーファインダーで自然なカットを撮ってやろうと努力したのですが、やっぱり目線もらわない写真は面白味に欠けますね。(ホントは単にケチっただけ)

たまたま飼い主がいない犬を見つけたので、ファインダー覗いてシャッター押しました。
            コレ↓

cuba_dog

ところがナント! 飼い主が建物に隠れていたのです!
このカットを撮った途端に飛び出してきて、

「1ペソ頂戴!」。

あぁ~あ、失敗したか……と、ポケットからお金を出そうとしたら、
「お前、×××(中国のアクション・スターの名)じゃないか?」と飼い主。
折角だから冗談に付き合うつもりで「残念だけど、それは俺の弟なのだよ」とわたし。

確かに私はそのスターに似ていると言われることもあるし、昔は自分の息子ですらテレビに出てるその人を指さし「トーシャン、トーシャン」と間違えるほど似ていた時期もありますが、それはズ~ッと昔のことで、今はそんなに似てはいません。
ところが、そのオッサンはわたしが当人だと信じて疑いません。
とうとう一緒に写真を撮ってくれ、サインをくれ、と言ってくる始末で(笑)。


そこで私、「1ペソ頂戴!」


そのオッサン、どうしたと思います?
本当にお金をくれようとしたんですよ!

断りました、さすがにねぇ。貰っちゃったら詐欺ですモンねぇ。
ちなみに彼が書いてくれとよこしたノートには、


 若紀伊 地縁 

と書き崩して大書きしておきました(笑)。




キューバのウェッブページ、完成しました。
今回はちょっと大作になりました。お時間がある時にでも、ゆっくり覗きに来てください。

http://kaya.ne.jp/cuba/  です。