いや~、驚いた! 

たまたま携帯電話で動画を撮ろうとしたら「マイクロSDカードがありません」とメッセージが出て撮れなかった。
microSDそこで、そのマイクロSDカードってのはナンボするのか調べてみたら1000円程度で買えるらしいってんで、たまたま新宿ハルク方面に出かけるついでもあったのでビッグカメラに立ち寄り購入した。1270円也。
この小指の爪ほどの大きさも無い1270円のチップが容量4ギガですと! 
まるで以前にご紹介したウミテングの赤ちゃんのようなサイズで4ギガですよ!
これを驚かずにいられますか?
わずか1cmほどのウミテングと思ってたら実は体長10mのザトウクジラだった! みたいなもんです。

私が初めて購入したパソコンはエプソンのPC286ってやつで、たしかハードディスク容量は20メガほどだった。友人からの払い下げだったけど、それでも25万円(定価は70万円以上!)だった。
それなのにたった1270円のこのチビ助は、そのPCの約200倍!
これはまさにかぐや姫は存在するか否かを語っている人々の前で月面着陸しちゃうくらいの隔世感がある。
わたしは今まで、
1.テレビを自分で購入した世代、
2.テレビが我が家に来た日を覚えてる世代
3.生まれたときにすでにテレビがあった世代、
で考え方や生き方が異なると思っていたけど、もはやそんな比較では成り立たない時代になってしまった。

先日読み終えた「不幸な国の幸福論」の中で、最近はキレるのは子どもより老人に多く、その原因は激変する社会の中で存在感が薄れてきたからではないかと書かれていたけど、本当にそう思う。

今にこんなマイクロチップを頭の中に埋め込んで、ガンガン記憶してしかも絶対に物忘れしないようになっちゃうのだろうな。
どんどん開発されて便利になっていく通信やネットワーク事情に置いて行かれないように頑張ってきたけど、わたしももうキレそうです。付いて行かれまへん。
わたしがキレるようになる前に、是非とも私の頭にマイクロチップ埋め込んで欲しい。なにせ1行読み進んだだけで忘れてしまう頭なのだ。