昨日の新聞紙上で、環境基準の新たな認定方法として水の透明度で(場所によっては透視度で)判断するようになったと書かれていた。
まぁ、確かに川や海の水が綺麗な方が良いに決まってはいるけれど、水の環境が汚染されているか否かを果たして透明度や透視度だけで判断しちゃって良いのだろうか?

このたび訪れたインドネシアのレンベという場所はとても素晴らしい環境だったけれど、透明度は決して良くは無かった。
ポイントによっては5㍍ほどのところもあって、もしかしたら江ノ島あたりの方が透明度は良いんじゃないかと思える所もあった。

children


わたしが訪れた場所で透明度が驚くほど良かったのは、ハワイ島のコナ とロタ島。共に40㍍を超えてるんじゃないかと思えるほどクリアーな海中だった。
けれど、魚は少なかった。結局、透明度が良いって事は海中プランクトンや浮遊物が少ないって事でもあるから、魚の数は少なくなる。

一方、レンベはその透明度の低さなど忘れるくらいに魚が一杯いた。

nisikiteguri

上のニシキテグリが居たポイントでは、ガイドさんの姿を見失ってしまうほどの透明度だった。(実際はかみさんが潜行に手間取って、その間に見失ってしまったのだけれど)。
でも、ニシキテグリはゾロゾロ出てきたし、ニシキフウライウオもオイランヨウジもマンジュウイシモチもいっぱいいた。(詳細はHPの方で)

透明度が良いか悪いかなんて、それは人間にとっての問題で、魚にとっては汚染されてないことが一番だけど、餌は豊富か水温は適切か…が肝心なのだ。
youg_kobusime

たぶん透明度や透視度は、いち判断基準とするだけなんだろうけどね。

そういえば近頃、富士山が見える日が数年前より多くなったように思える。
東京の空気も随分と綺麗になってきたのだろう。

次は海と川の番だ。