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セムシカサゴです。

レンズを眼前に近づけてもピクリとも動きません。
ムスッとした顔のまま、レンズを睨み返すでもなくジッとしてます。

いつもコイツに会うと、アゴの下あたりをコチョコチョしてやろうかとも思うのですが背ビレに猛毒があるので、もしもビクッ!と身体を動かされて刺されても嫌だな…と止めてます(苦笑)。

自分の持つ武器(背ビレの毒)を知っているからこその、このふてぶてしい態度なんですね。

昨日、人と待ち合わせをしました。
普段なら足早に通り過ぎる場所です。

待ち人が来るまでの、ほんの数分でしたが、目の前を足早に通り過ぎていく人々を眺めながら、何となく日頃と違う雰囲気を感じました。

なんか、自分だけが“蚊帳の外”にいる感じです。

そうなると、いつも見慣れた風景も違って見えてくるから不思議です。

雨上がりの歩道も、いつもと違って綺麗に感じました。



今朝もいつもの時間の電車に乗って、足早に乗換駅を通り過ぎ、そそくさと会社に向かってデスクに着きました。

いつの日かちょっと仕事サボって通勤で行き交う人々を、このセムシカサゴのように観ていてみたいな…と、フト思ったのでした。