所用で銀座に出て、地下通路を歩いていたら子供たちの絵画が展示されていました。
幼稚園前の幼児から小学校高学年まで、受賞作品が展示されていました。
実は私も幼稚園の頃に絵を習っていた記憶があります。
習い始めた経緯も、止めてしまった理由も時期も、まるで思い出せないのですが、絵画教室に通っていた頃の作品は、スケッチブックのまま今でも私の手元に保管されています。
私の下手さは歴然としていますが、展示されていた作品を見ながら、もしも習い続けていたら今ごろはどうなっていただろうと考えていました。
上の絵は弓立紗子さんの小学校1年生の時の作品です。
そしてこれが16歳の時の作品。
私もこれぐらい上手に描けるようになっていたでしょうか。
山登りをしていた頃、写真をアルバムに整理する際、色鉛筆でちょっとした絵や、行程を描いて一緒にファイリングしていましたが、絵を描いたのはそれが最後のような気がします。
実は、この素晴らしい作品を書いた弓立さんは、不慮の事故で亡くなられたそうです。
16歳だったそうです。上の絵が最後の作品だったのではないでしょうか。
彼女が成長するにつれ完成度が上がっていくかずかすの作品を見ながら、展示場の終盤にさしかかったら、彼女の直筆と思われる句が並んでいました。
そのひとつを読んだ時、はからずも涙が出てしまいました。
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