わたしが水中撮影を始めた経緯は何度か書いているので省略しますが、なかなか難しいものです。
数百カットを撮っても使用に耐えうるのは数カットしか無いこともあります。8e3e6b86.jpg


右の写真はトゲチョウチョウウオです。
撮影者はわたしのカミさんです。

顔が写っていませんが、名前由来の背ビレのトゲを強調したかったわけではないと思われます。

「シュノーケリングの時に使えるデジカメが欲しい! でもハウジングは面倒だからイヤ!」
というワケでオリンパスのμ770SWを購入したのですが、前回の旅行で初使用されました。

カミさんの作品集をチェックしたのですが、撮られたサカナ達はことごとく、

お尻、もしくは頭しか写っていませんでした。

ほかの作品もチェックしましたが、中には何を撮ろうとしたのか推測すら出来ないものもありました。
どう見ても海底だけしか写っていないのです。

何か意図するものがあるのかも、と画像の隅から隅まで調べてみましたが砂地しか見えず、わたしには芸術性を発見することも出来ませんでした。

チョウチョウウオの類は泳ぎが早いので、撮影が難しい部類のサカナでもあります。
このようなサカナは彼らの動きに合わせてカメラも一緒に動かし、シャッターを切りましょう。
サカナが目の前に来たときにシャッターを切ると、ご覧のごとくの写真になる可能性が高くなります。

そして被写体を明確にして、確実にシャッターを切りましょう。

電源スイッチを押しても写りません。

カメラが閉じるだけです。

決定的瞬間を撮りたければ電源スイッチ押して「アレレ?」なんて言ってる暇はありません。


こんなことならインスタント水中カメラでも十分かと思われそうですが、そんなことはありません。
カミさんが使用するときはオモチャと化しますが、わたしも使用するからです。
少々不安なのが壊されないかという点ですが、これも100?耐荷重&耐衝撃仕様なので安心です。

この前のセカンド・カメラは、彼女が山道でコケた際にショック・アブソーバーとしても使用されたのでした。