発表します。
このブログの今までで一番閲読率が高いのが、昨年の3月に書いたダイビングでのロストの話です。

Yahoo!やGoogle などの検索結果から読まれることが多いのです。
それだけダイビング事故に関する意識・注目度があるんですね。

先週、DAN JAPANから会報が届きました。
その中でダイビング事故に関する記述がありました。DANに加入していない人もいると思うので、ちょこっと無断で引用させていただこうと思います。
ダイバーの事故を防止することに繋がると思うので、無断引用してもいいですよね? 

記事によれば訴訟になる殆どがロストだそうです。ちなみに私は4回ロストを経験しています。運良く死なずにいますが。
初めてが神子元でバディと、2回目はガイドがどこかに行っちゃってバディと一緒にボートに戻りました(苦笑)。
3回目と4回目は先のブログに書いてあります。

ダイビング事故が起きる状況がまとめてありました。

1.自己の能力の把握欠如 
自分の能力以上のことをしてしまう。でも、これは非常に難しいですね。何故って海中に入ってみないと、自分の力量で事足りるか判らない。コレはダメだ! と感じたら、すぐに止める強い意志が必要になります。

2.海洋気象の把握不十分と安易な判断
私がブログに書いたロストはまさにこれです。ガイドの判断ミスです。海洋気象はプロの漁師さんでも判断ミスがあると聞きます。それほど難しいものだと思います。

3.これまで上級者とされてきた経験本数100?1500本ダイバーの技術不足
これはちょっと意外でした。でもよくよく考えれば当然のことで、経験が豊富=上手、では無いことは車の運転だってそうですよね。時には講習用プールや穏やかな海で技術のブッラシュアップをしないといけませんね。

4.体調不良&既往症などの不申告
コメントの必要ナシですね。体調悪いのに潜ってはいけません。二日酔いの状態で潜るなんてもっての他ですね。私は一度、体験してますがf(^_^;)。海中でコマセを撒くのは苦しいですよ、ってそんな時は潜ってはいけません。

5.指導員の経験不足による判断ミス
6.経験不足による安易な潜水計画の実行
(上記二つ、補足不必要なほど当たり前なのでノーコメント)

また、この記事によればオープンウォーター、アドバンス講習またはファンダイブでの死亡事故は、殆ど引率したインストラクターが送検されているそうです。
ダイビングの前に免責同意書のようなものにサインを書かされますが、訴訟になるとほとんど無効みたいですね。ダイビング・ショップやインストラクターの方々には気の毒ですが……。

【業務上過失致死事件となった判例】
・アドバンス講習生と20m以上離れて引率した{間隔不保持}
・強い流れの中を強行エントリーした{海況判断ミス}
・ブリーフィングを怠り引率者をロストした{伝達の不保持}
・講習中にもかかわらず1名をロストした{監視義務違反}

上記は確かにインストラクター側にミスがあるとは思うけれど、各地のダイビング・ショップやイントラの人が減ってしまって、一番困るのは私たちファン・ダイバーです。
だから、私たちダイバーは日頃から技術の向上を目指し、健康管理にも留意しないといけないと思うのです。ダイバーひとり一人が自覚しないといけないと思うのです。