私のダイビング師匠のブログを読んでいて、私なりにも感じた事があるのでちょこっと書いてみようか……と。タイミング的にはかなり遅いのだけれど……。

亀田興毅のタイトルマッチ。
試合のジャッジメント結果にマスコミ各社が騒いでいたけれど、私自身は亀田興毅が可哀相に感じてる。

あのジャッジに何某からのお金が動いていたのでしょうか? それを明確に証明出来ない限り、確かにきな臭い判定結果ではあったけれど、結果として受け止めるしかないと思う。騒ぐのは疑惑を証明するような事実が出てからだ。第一、あんな判定して損をするのはボクシング界そのものだろう。

私は亀田兄弟のファンでもないし、これからも彼らを好きになることは無いだろうと思う。何で彼らを好きになれないかと言うと、品格が無いから。教養が無いことは許せても(悲しいけど)、人間として品格の無いのは好きになれない。
まだ19才の子供だから少しは許せるとしても、あの兄弟に品格が備わるようになるには、このままタイトル・ホルダーで居続けることより難しいことだろうと思うから。

今回のジャッジメントに対するバッシングは、大晦日に行われるらしいタイトルマッチの結果で自ら晴らせば良いことだ。
しかし、あの少年が一度登りつめた頂点の蜜の味に溺れることなくハングリー精神を保ち続けられるだろうか? 私は無理だと感じている。それが出来そうな男なら、もう少し品格も感じられるはずだから。

でも彼が強いことも事実。フラフラになりながらも最終ラウンドまで戦い抜いたんだから。
是非とも今度はスカッとノックダウンで勝利して欲しい。ファンはそれを望んでいるだろう。ファンでは無い私も、同じ日本人として彼のそんな勇姿を見てみたい。
で、出来れば人間としての品格は今更供えられなくても、王者の風格を持って欲しい。

風格は自らの行いの中で自然と生まれてくる。本当の強さが彼の自信となって風格に滲み出てくるはずだ。その為にも今度は完璧な勝利をしなくてはならない。
でないと彼らも、最終的にはボクシング界がファンを始めマスコミから捨てられてしまうと思う。

クチや不遜な態度で強がるチンピラのような事はせず、疑惑のジャッジなどでない誰もが認める結果を出して勝利する事を切に望む。