昨年の秋頃から我が家のリビングに鎮座していた『ダ・ビンチ・コード』を読んでみた。05dd1fee.jpg


この本、次男坊が購入してきた。本人に「どうだった?」と聞いたら「まぁまぁ、だった」と素っ気ない返事が返ってきたので、そのまま半年近くも放置されていたのだ。

ところが最近になって「ダ・ビンチ・コード読んだ?」と聞かれることが数回あって何故かと聞き返したら、映画化されていて今年のG・Wに公開されるらしい。それで興味をもった何人かが私に問うてきたのだ。ならば…ということで読んでみた。面白かった。
ストーリーの展開が早いのと、ダビンチの作品にまつわる興味深いエピソードが盛り込まれていて飽きさせない。

私には無縁のキリスト教という宗教の一端をも垣間見させてくれて勉強にもなった。しかし、信心深い(狂信的?)なキリスト教のとある国では、どうも発禁になったという話しも聞いた。それほどにキリスト教信者にとってはセンセーショナルな内容なのだと思う。

けれど私にとって最大のセンセーショナルさは、巻末に記されていた発行人の名前だった。田口恵司……。前職での私の先輩だ! その会社でサッカー部に所属していたのだが、一緒にボールを蹴った仲だ。彼はそのサッカー部のキャプテンでもあった。

『モナリザの微笑み』や『最後の晩餐』に隠されていたメッセージにも驚いたけれど、『ハリー・ポッター』を抜く勢いのミリオンセラーの日本語版発行人が私の先輩とは! 驚いたショック