タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2022年03月

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大分ではいたるところで菜の花が咲いていた。農道や畑道のみならず、民家の玄関先でも咲いていた。
そういえば10年ほど前に、4月の国東半島を巡ったときも、あちらこちらで菜の花の群落を目にした。子供の頃は畑の休耕地といえばたいていレンゲが咲いていたもんだけど、最近は見かけないなぁ。菜の花も悪くないけど、アタシ的にはレンゲの方が好みだ。

花といえば、都内では桜が満開になった。「芸術はバクハツだぁ~!」と言ったのは岡本太郎氏だけど、「サクラもバクハツだぁ~!」って感じに突然に満開になった。
家の近所の緑道に植わっている桜並木も、千鳥ヶ淵の桜も、みな満開だ。ゆっくりと堪能したいのだが、今週末までもってくれるかなぁ?

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週末利用し大分県は湯布院で二泊してきました。
これはかみさんの誕生日祝いってことなんですが、すべてそのかみさん自身が計画し実行となったわけです。アタシはアッシーであり大蔵省なんですな。大分空港でレンタカーを借りて湯布院近隣をドライブしたり地元の野菜を買い求めたりしたんですが、アタシ的にはもうちょっと国東半島の方まで足を延ばして寺巡りをしたかったんですがね。まぁ、目的はかみさんの誕生祝いですから命じられるままにハンドルを握ったってわけです。
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それでも湯布院名物でもある金鱗湖の朝霧なんかを写真におさめたくて、久しぶりに一眼レフ持参で行ったのですが、時期的にはちょっと遅かったようです。鳥たちと一緒に起きて、早朝から湖畔に出向いたのですが霞の一つも掛かっていませんでした。ちなみにアタシたちが到着する前日は見られたらしいです(泣)。
金鱗湖は湖底から温泉が出ている箇所があるそうで、水温が高く、その結果、外気温が低いと霧が立ち込める…ってわけです。湖から出る温泉に浸かることは無いだろうけど、湖周辺には野鳥がたくさんいます。ギャ~、ギャ~とうるさい鳥が巣作りしていて、なんて鳥かと聞いたらクロサギでした。
クロサギさんに出てもらったからにはシロサギさんにも登場願いましょう。
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ちなみに下の金鱗湖の写真にもシロサギが写り込んでます。ちっこくて分かりづらいですが。
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マンボー解除されたからでしょうか? 湯布院、すごい人出でした。人混み凄くて車の運転にメッチャ気を使いました。



前の勤務先だった事務所からは近かったので、月に何度かは通っていたんだけど、事務所が移転してからはちょっと遠くなっちゃってご無沙汰だったお店が近所に移転してきた。
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移転してきたこの場所は、以前は和食屋で昼食時にも夜の呑みでも利用していたんだけどコロナが来る数年前に店仕舞しちゃってた。そこに移転してきたのがこの栄屋。
〝ミルクホール〟の看板掲げてはいるがメニューにミルクは無い。ラーメンとタンメン、そしてカレーライスと稲荷寿司のみ。なんでミルクホールなのかは問うたこともないので知らん。
sakaeya数週間前にテレビでこの店が店仕舞して移転すると報道されていたけど、まさかこんなご近所に移ってきたとは知らなんだ。たまたま昼時にこの前を通って知ったんだけど、その時は店の外にも行列が出来てた。以前の店でも混雑することはあったけど、行列になるほど混むことはなかったんだが、テレビ報道の威力なんだろうなぁ。早く落ち着いてくれるとリピーターとしては助かるんだが。
看板は前の物の方が風情もあって良かったけど、老朽化してたんだろうなぁ。暖簾はともかく、新しい看板はなんとも素っ気ない。まぁ、このお店の雰囲気には合ってるのかもしれん。

FuchuCC
昨日、お休みいただいてゴルフに行ってきました。半袖ポロシャツ1枚の姿でもちょっと汗ばむような陽気でした。
最高のゴルフ日和といえる良い天気でしたが、このような陽気になると飛び出してくるのが花粉です。私はカビと花粉に対するアレルギーがあったのですが、かなり前に減感作療法というアレルギー治療でほぼほぼ完治しました。それでもやっぱりこの時期になると目にゴロゴロ感を覚えたり、鼻水が出たりします。
同伴プレイヤー氏もかなり重度の花粉症だそうで、薬を飲んでのプレーでした。ところがその薬、副作用があるらしく、口が乾く、頭がボーっとするなどの症状が伴なうのだそうです。これではゴルフに集中できませんね。陽気としてはゴルフにうってつけのシーズンではありますが、花粉症ゴルファーにとっては、まことに嫌な季節でもあります。早く春本番になって、花粉には去ってもらいたいものです。

写真は府中カントリークラブ No.7ホールのグリーン超しにNo.8ホールを望む



冬から春に向けて日増しに暖かくなってくると、花も咲くし虫も活動を始める。虫たちが目を覚ます日を〝啓蟄(けいちつ)〟というけれど、今年は3月5日がその日だった。この日、地元の町をブラブラしたのだけど、虫の姿は見かけなかったけど人出が凄かった。天気も良かったので近所の梅林を見に来ていたんだと思う。

我が家のネコノヒタイ庭の梅も開花してたけど、虫たちの姿は見かけなかった。それが昨日は……。
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雨戸を開けたらいた。たぶんゾウムシの仲間の赤ちゃんだと思うけど、大きさは5mmほど。我が家には野鳥もけっこう飛んでくるので食べられちゃわないか、ちょっと心配。農家や園芸家の方々にとってゾウムシは害虫だけど、我が家においては無事に育って欲しいなぁ。



かつて近所にちょっと立派な病院があったのだが、いつの間にかそれは区の福祉サービス施設になっていた。昨年、その施設に初めて入った。コロナ・ワクチンの集団接種会場となったからだ。
ワクチン接種を終えて施設を出たら、なんか読みづらい碑があった。

コレ↓
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読みづらいので転記。「茂吉われ院長となりいそしむ 世のもろびとよ知りてくだされよ」と書かれている。この地はかつての〝帝国脳病院〟、のちの〝青山脳病院〟分院(のちに本院になる)があった。この病院の2代目院長が斎藤茂吉(小説内では楡徹吉)で、この小説の作家・北杜夫はその徹吉の子息にあたる。
nireke2北杜夫といえば『どくとるマンボウ』シリーズが一番知られていると思うけど、私は彼の作品を読んだことがなかった。この『楡家の人びと』に我が家近所のことが頻繁に出てくるというので、初めて彼の作品を読んだ次第なのだ。
確かに我が家から徒歩数分の範囲内の事が、それも大正時代初期のころの事が書かれていて、ちょっと興味深く読んだ。疎開先として、かつて登ったことのある長野県の王ケ頭あたりのことが書かれていたのも、なんか嬉しかった。
しかし正直言って淡々と楡家とその親族たちの歴史が書かれているだけで、作品としてはどうだかなぁ~? 第二次世界大戦に突入したあたりからの描写は引き込まれるものがあったけど。
読後、ビビアン・リーの映画『風と共に去りぬ』を思い出しちゃった。
作品内にも出てくるけれど、77年前の今日、3月10日は東京大空襲が始まった日だ。この日からの数日間で東京は焼け野原になったのだった。

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他にも見ていたのかもしれないけどダイビングを始めて間もないころに、初めて教えてもらってじっくりと観察したウミウシがこのアカフチリュウグウウミウシだったような気がする。なんとも派手なこの色合いがしっかりと記憶に残ってる。(写真は2019年、リロアンにて)

それはそうと、神保町の岩波ホールが今年7月末で閉館になってしまうそうな。
学生時代、何度か足を運んだ。『木靴の樹』や『旅芸人の記録』、そして『ブリキの太鼓』もここで観たのではなかったかと思う。
斜に構えていた時期で、仲間と難解な作品を観、そして近くの喫茶店で互いの感想などを熱く語り合った。ところが今だから白状するが、アタシには観た作品の半分近くが理解出来なかったのだ。しかし「わかんな~い」なんて言おうものなら、なんか馬鹿にされるような、見下されるような気がして決して言わず、さも感動したような面持ちで皆の寸評に耳を傾けていたのだった。
何年か前にレオナルド・ディカプリオの『インセプション』を観たとき、帰りのエレベーターで一緒になった老夫婦が「なんか、よくわからんかったなぁ」と会話してた事があったけど、まさにアタシにとって『木靴の樹』や『旅芸人の記録』がそれだった。
そういやぁ、渋谷のNHKの近くにA to Zシアターってのがあったけど、あそこはまだ営業してるんだろうか? 最後尾の座席がちょっとしたテーブル席になっていて、お酒も飲めるので何度か行ったことがあった。鈴木清純監督の『ツィゴイネルワイゼン』観たのは確かそのシアターだったと記憶するのだが、お酒のせいではなく、この作品も私の頭脳では理解できなかったなぁ。

採算度外視で映画通好みの作品を上映してた岩波ホールが無くなることは、きっと悲しむファンも多いだろう。

今朝、新聞を取りに玄関を出たらなんとも良い香りが。見まわすと……。
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先週、「アッ、蕾が出てきてる」と気付いてはいたのですが、こんなに早く開花するとは思わなんだ。ここ数日、小春日和のような暖かい日が数日続いたからでしょう。

我が家のネコノヒタイ庭の剪定をお願いしている庭師さんは、実は私の同級生で、つまりは高齢でして、そんな彼に仕事をお願いするのが躊躇われていたのです。そんな最中にコロナなんて面倒な奴が来ちゃうもんだから、我が家の庭木はこの2年近く伸び放題。この梅の木もボッサボサのカーリーヘアーのようになってます。
せめて梅の木の向こうに生えているモッコクの木くらい今週末にでも自分でチョッキンなしようかと思っとります。

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