タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2021年11月

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那須の千体地蔵です。殺生岩のそばで鎮座しています。アッ! 座っていないか。起立してますね。
みんな同じ方向を向いて手を合わせています。なんでなのか、理由をアタシは知りません。もともとここに鎮座していた教傅地蔵のそばに千体造ることになったらしいのですが、ググってもみたのですが詳しいことは分かりませんでした。
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まぁ理由はともあれ、なかなかに壮観でした。

温泉好きなのですが、どうも海辺の温泉は湯が強すぎて、アタシはあまり好きになれません。やはり温泉は山間のものが好きです。山間の温泉の湯は、たいがい柔らかくて優しいです。
今回宿泊した那須温泉の湯も、アタシ好みの湯でした。
今まで温泉に泊まると最低でも3回は入浴してたんですが、最近は体力衰えのためか何度も入れなくなりました。せっかくの部屋付きのお風呂だったんですが。宿に着いてまずひとっ風呂、就寝前にふたっ風呂、そして朝、寝起きの朝風呂浸かる予定だったのですが、夕食で酒を飲み過ぎましてそのまま撃沈してしまったのです。でも、朝風呂はしっかり頂いてきました。
また行きたいなぁ。
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かみさんが「那須に行ってみたい宿がある」ってんで、行ってきました。23日は勤労感謝の日なんですが、アタシに感謝してくれるんではなくて、アタシがかみさんに感謝したわけです。
まぁ、コロナで外出がままならなかった長い期間、ずっと食事を作ってくれたり洗濯に掃除もしてくれたりと、頑張ってくれてたので(コロナでなくとも!)その感謝の意味での慰労でもあるんですが。でも久しぶりの温泉、良かったです。

で、往路&帰路とちょこっと何か所か立ち寄ってきました。
帰路で立ち寄ったのが日光の華厳の滝。小学校での遠足以来だから、およそ50年ぶりの再訪です。
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少しは紅葉、残っているかと立ち寄ってみたのですが、枯れススキ状態でした。
何校も小学校の遠足が来てました。アタシが来た小学校時代、どんなだったか思い出そうとしましたが思い出せませんでした。
この滝を観るのにエレベーターに乗らんとならんのですが、往復で570円ってのはボッタくり過ぎじゃないかしら。岩盤に穴を掘って造ったそうだから、建設設置費用はそりゃ高かっただろうけど、もうとっくに元手は回収してると思うんだけどね。それに比べ、駐車場料金が一日停めていても320円ってのは安すぎるような気もするけど、こっちの料金設定はなるべく長く居てもらってお土産や食事でお金を落として欲しいからだろうな。
それにしても寒かったです。チラホラと粉雪も舞ってました。


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先週末はかみさんから「神宮外苑のイチョウ並木に連れていけ!」との指令を受け、朝も早起きさせられて出向いた。
人の少ないうちに…と、8時前には到着したのだけど、すでに上の写真のごとく。路駐してる車の台数以上に並木の歩道は人で溢れかえってた。
まぁ確かに早朝や夕刻の、太陽光線が斜めに差し込む時間帯が一番綺麗であるのは事実だけど、みんな頑張るなぁ。(…って、コッチも一緒か(;^_^A) 
路駐はイカンから、ちゃんと駐車場に車を入れて散策。道路の中央で撮りたいので、横断歩道の信号が青になると歩道の中央でパチリパチリと撮るのだけど、何人も横断歩道ではないところで車を無視して写真撮ってたり、横断歩道であっても信号が赤になっても撮り続ける輩もいた。ファッションからして、たぶん外国からの観光客だろうと推測。

この道は、前職時代に深夜にタクシーで帰る際によく通った道路で、街灯に照らされた銀杏も綺麗だった。抜け行く際に、もう少し見ようとリアウィンドウから見返すと、道に落ちたたくさんの銀杏の葉が舞い上がっているのが見えたりした。

絵画館まで行きたいというかみさんと分かれ、アタシは歩道のベンチに座ってしばらく行きかう人々を見ていた。多くの日本人は銀杏だけを写真に納めるけど(赤ちゃん連れ、子供連れを除く)、アチラの方のほとんどはポーズを取って銀杏と一緒に写り込む。国民性ですな。

それにしても葉っぱは黄色いのに、黄葉とは書かず紅葉とはこれいかに。
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なんでもあきる野市のお寺に多摩地区で一番大きなカヤの大木があるとかで、先日の黒茶屋に行った際にちょこっと立ち寄ってみた。

そのカヤがあるのは広徳寺というお寺で、そのカヤは東京都指定天然記念物なんだそうな。
で、そのカヤがコレ↓
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右端に立ってる案内板には、幹の周囲は5m35㎝、樹高は24m45㎝と書かれていたけど、肝心の樹齢は書かれてなかった。

イチイ科に属するカヤの木は30㎝伸びるのに4~5年、直径1mを超えると成木と呼べるそうなのだけど、そこまで大きくなるのに300年近くかかるらしい。で、このカヤは周囲が5.35mってことだから直径は円周率3.15で割って……約1.7mってことになる。ってぇことは………、樹齢は500年ほどってぇことだな。
それだけ成長が遅いゆえに、このカヤを素材にした碁盤や将棋盤はべらぼうに高い。盤に細工できる太さになるのには100年以上かかるのだから。

この広徳寺にある樹木としては総門を抜けた先にある大きな2本の銀杏の木の方が認知度は高いだろう。それなのになんでこんな地味な木を観に行ったかは、判る人にはわかるんだなぁ。ちなみにこのカヤは漢字で書くと〝榧〟です。茅ではありません。

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これがその銀杏の木。2本の幹の間に見えるのが総門。

先週末は紅葉でも観に行こうと秋川渓谷まで。
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まだちょっと紅葉には早かったなぁ。
まぁ一番の目的は、紅葉ではなくこの地に昔からある高級食事処だったので、紅葉はまた来週のお楽しみにしておこう。

かれこれ30年以上も前のこと、愚息1号と2号を連れて日原の鍾乳洞に行った帰り。ちょどお昼でお腹も空き始めたころに目に飛び込んできた〝食事処〟の看板。覗いてみれば、その建物も風情があって素晴らしい。
「よし、ここにしよう」と入ってメニューを見て絶句。その当時でも一番安いお昼の定食が5000円ほどだった。その頃の私にはとうてい手の出ない金額で、結局、一杯のかけ蕎麦のごとく家族4人で定食は一人前、あとは単品を注文し、子供達に分け与えたのだった。
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あの時は値段に驚いてしまって何を食べたか、どんな味だったかも覚えていない。
今でもちょっと懐が痛くなる出費ではあるけれど、値段よりも内容を気にする身分にはなったので、予約して行った。
一番安い定食で5720円、一番高いのが12100円。一番高いのは量も多いってことなので、老人には無理だろうと9020円のコースを頼んだ(それでも食べきれなくて持ち帰った)。隣の席には当時の私たちより若いと見うけられるカップルがいた。その若さでこんなお店でデートできるなんて羨ましい。

値段の高さはこのお店の建築費や維持費が大きく乗ってるなぁ。これだけの金額払えばもっと美味しいお店はたくさんあると思うが、それでも予約も取りづらいこのお店の人気はどこにあるんだろう?
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先日、と言ってもかれこれひと月ほど前のことなんだけど、公園を散策していてちょっと疲れたのでベンチに腰掛け休んでいた。すると一匹のネコがアタシの前をトボトボと歩いてきた。で、そのアタシの目の前、それも手が届くような距離なんだけど、地面を前足で掘り始めたのです。それも結構な深さまで。
なんか虫でも見つけたのかなと見ていたら、なんとその掘った穴を跨いで排便をするじゃありませんか! フツー犬とか猫とかマーキングとしての排尿は別として、排便中は無防備になるから極力人前などではしないものですよね。用足しする姿をアタシに晒すことにも驚いたけど、更に驚いたのはなんと排便終了後に穴に土をかけて元に戻したのです。いや~、たまげましたね。
たぶん散歩の犬だと思うんだけど、我が家の玄関先にタップリと排尿させて平然と去ってしまう飼い主がいるかと思えば、野良猫(それとも飼い猫?)でも自分の排せつ物をちゃんと始末する猫ちゃんもいる。野良猫以下のニンゲン、なんか悲しいですな。
アッ、写真はその時のネコではありません。ラジャアンパットで出会った人懐っこいノラちゃんです。

映画館に足を踏み入れたのは、およそ2年ぶりかしら? いや、それ以上かもしれない。そもそもあまり映画館で鑑賞すること自体が少ないのに、コロナのせいでもっと足が遠のいてしまっていた。
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今回観に行ったのは石川梵監督の『くじらびと』。インドネシア南東の外れ、東ティモールにほど近い小さな村の鯨漁を永年撮り続けてきたドキュメンタリー。記録映画ではあるけれどストーリー性が高くて、人間のあるべき姿や自然との共生など、いろいろと考えさせられた。
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昨年の5月、コロナがなければこのロケ地に近いアンボンで潜る予定だった。アンボンには何度か行っていて現地の人々の生活なども垣間見ていたけど、ダイビングしていたちょっと先の村で、このような漁業だけに頼った村があるとは驚きだった。
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たまたま鑑賞したその回で、石川監督が舞台挨拶に来ていた。撮影秘話などを話してくれたあとでサインを頂き、記念にツーショット写真を撮らせてもらった。サインをもらうことはあっても一緒に写真に収まってもらうようなことは滅多にしないのだけど、感動して興奮していたのかいま思えばちょっと恥ずかしかったな。

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カクレクマノミです。この時はたまたま二匹だけでしたが、クマノミの仲間はたいていコロニー作って数匹がまとまっています。で、その中で一番大きな体躯してるのがメスで二番目の大きさなのがオスなんだそうです。で、他の連中は雌雄がない。オスでもメスでもないのだそうです。一番大きなメスが死んじゃうと二番目の大きさだったオスが今度はメスに変身。そしてその次に大きな奴が晴れてオスになれるんだそうです。
色んな人生、いや魚生送れて楽しそうです。

クマノミみたいに成長過程で雌雄が変化する魚は多いのですが、日本は変化を嫌うようですね。昨日の衆議院選挙の結果は、少し想像はしてましたが、あそこまでの結果になるとはちょっと驚きました。みんな、今の日本に満足してるってことですね。
仮装して渋谷に集っていた人々は投票したのかなぁ? あの楽しげな姿見ていると、彼らは確かに今の日本が好きなように見えます。今のままが良いんでしょう。私は嫌だなぁ、今のままじゃ。


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