もう何年も前だけど、ジェームス・キャメロンの映画『サンクタム』を観た。海中洞窟の捜査でたった一人が生還するって映画なんだけど、タンクのエアーも切れてしまった海中洞窟で、洞窟の天井に残ったわずかな空気を吸いながら脱出するラストシーン見たときは、「ぜ~ったい洞窟なんか潜らないゾ」と思ったくらい怖かった。
メキシコのセノーテでも数本潜ったけど、それでも完全な洞窟に潜るには特別なライセンスが必要で、洞窟とは言ってもどこかに必ず外界とつながる天井がポッカリと空いてる箇所があった。
どこかに空気の吸える穴が空いてると知っていても怖いし危険度が増すことには変わりは無い。やはり真っ暗闇の中に太陽光が帯のように差し込んでる洞窟の方が美しいし安堵する。
私にはグロットがちょうど良い。