タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2016年07月

hakofugu
クロハコフグの幼魚@テニアン・アギガン・パッパウ

前職時代、週に2度多いときは3度、そして年末は4度は徹夜になった。当時、愚息1号はまだ2~3歳。たまに帰宅しても、ベッドに直行だったからその愚息と顔を合わせることは滅多になかった。
そんなある日の朝、珍しく愚息と一緒に朝食を摂り出勤とあいなった。

「じゃあ、行ってくるよ~!」とアタシ。
「また来てネ~!」と愚息1号。

仕事に行くの、止めたくなった。

その愚息たちは1号も2号も私の身長を超え、家を出て(たぶん)ちゃんと仕事をしているようだ。あの頃の面影はもう無い。
海の中でこんな可愛い子に会ったりすると、「ウチの愚息どもも昔は可愛かったなぁ~」なんて小さかった頃を思い出すのだった。


pinkcoral
ピンクコーラルです。知る人ぞ知る場所なので撮影ポイントを書いても良いのだろうけど、何となく嫌なので未記載にします。
前回書きましたが、サイパンはほぼ中国人観光客で経済が保たれているような感じです。その一方で、このエリアで唯一のカジノがあったダイナスティーホテルが倒産したためか、お隣のテニアンでは観光客は皆無と言って良いほどでした。すでにサイパンにはギャラリア内に小さなカジノが出来ていたし、本格的なカジノ・ホテルも建造中でした。ますますテニアンへの観光客は減るでしょう。
しかし、テニアンの港そばでは中国資本による客船を模した巨大ホテルが建造中でもありました。「完成するかは疑問だけどね」と地元の人。
まぁ、どっちにしても今や世界は中国の経済力で潤っているわけで。

写真のピンクサンゴは海中のオーバーハングにビッシリと生息していました。まさに圧巻の海中景色でした。こんな場所、あの大陸の人たちに知られたら、1日で全て無くなっちゃうのではないでしょうか?
テニアンに中国からの労働者が数千人入ってくる、なんて噂も現地で耳にしました。なんで地元の労働力を使わないのでしょう? そんなに労働力が高い地域とも思えません。

美しい環礁を埋め立てて軍事基地にされては困ります(もう出来上がっちゃてるようだけど)。目先の利益のために自然を破壊されては困ります。テニアンのみならず世界中の自然環境が心配です。

aomasuku
アオマスク(ブルータイルフィッシュ)

東京都知事選立候補者は21名出揃ったというのに、どういう訳かほとんどの新聞やテレビは3名しか取り上げない。良いのかなぁ~? その3人が本命だって言いたいんだろうか? それってマズくね? だいたいからして日本の選挙は露出度で選ばれちゃう傾向が強いと思うんだよなぁ~。
まぁ偏ったメディアのおかげで、アタシ的にはその3人の粗(アラ)ばかりが目についちゃったけどね。

どちらにしても綠だったり黒だったり黄色だったりと、被った仮面に惑わされないようにいたしませう。このアオマスクちゃんは、決して仮面の下でペロリと舌を出すような事はいたしません。そんな候補者をちゃんと選びましょうね。

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ナンヨウハギ@テニアン・グロット

ファインディング・ニモに続いて今はファインディング・ドリーが公開中らしいです。私は観に行きませんが。
さてナンヨウハギです。私にはどれがドリーなのか分かりません。きっと手前から4列目の真ん中の奴がドリーじゃないかと思います(←ウソ)。

むかし、「ウォーリーを探せ」って絵本が流行ったことありましたが、サイパンで赤白横縞のTシャツ着た大陸の人、見かけました。一瞬、脱獄囚かと思いましたが、囚人が着るのは白黒縞模様でしたね。
テニアンで潜ってましたが、サイパンでも一泊しました。5年ぶりのサイパンでした。ずいぶんと変わってました。なにより一番驚いたのは、朝食食べに海辺の大きなホテルに行ったのですが、日本人を見かけなかったことです。バンケットには推定200人ほどの宿泊客がいましたが、ほとんどが日本人では無いように見受けられました。きっと大陸の方々と思います。凄まじいパワーを感じました。サイパンの将来がちょっと心配になりました。

潜って参りました、テニアンとサイパンで。テニアンステイでのダイビングの初日、その2本目で通算600本を数えました。ダイビングのライセンス取得してから18年。永かったような短かったような…。

そもそも外国に行くのが好きで、その旅の途中で出会う美しい海に潜れないのは損だ! と取得したライセンスでした。
なので、ライセンス取得当初は潜ることは少なく、せいぜい年に2~3本程度。それがいつの間にやらダイビング主体の旅になり、地上を歩くより海中を漂う方が多くなりました。今では年間20から50本のペースで潜っています。
これからもタンクを担ぐ体力が残るっている限りダイビングは続けようと思っています。

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さてアデヤカミノウミウシです。テニアンダイビングの初日に会いました。大きさは1㎝ほど。それでも存分にその艶やかさを自己主張してます。透明度の良い海況だったので、チビちゃんなのに数メートル前から分かりました。まぁ、これだけ自己の存在をアピールされれば、気付いてあげない方が無理というものです。

そんな美しいウミウシなんですが、メッチャ地味な奴にも会いました。コイツです↓
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クロボウズです。ガイドさんに教えてもらったとき、ネズミのウ○コじゃないか!と思ったのですが、見ていると動いてる。それも体長2㎜ほどのちっさなのに、結構な早さで移動する。あまたいるウミウシですが、海の宝石とも呼ばれるウミウシですが、こんな地味な奴もいるんですね。ウミウシ世界の一番地味なウミウシ君です。

これからはこんな地味~な奴にも愛情注いでダイビングしていこうと新たな気持ちで潜ったタカラガイなのでした。

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ウルチンクラブ@レンベ・アエルバッジョ

サカサクラゲを背負って移動するウルチンクラブです。コイツに初めて会ったときはアカオニガゼを背負ってました。アカオニガゼに刺されるとメッチャ痛いってのに、そのアカオニガゼが自分の方に向かってかなりのスピードでやって来るもんだからとても焦った。その時は「こんなに早く動けるガンガゼもいるんだなぁ~」なんて思ってたんだけど、その数日後、テレビでアカオニガゼやサカサクラゲを背負って隠れ蓑にするカニがいると知った。
カニは自分の身を守ってもらい、アカオニガゼやサカサクラゲは自力よりはるかに速い速度で移動が出来る。持ちつ持たれつの関係だそうな。
しかしアカオニガゼやサカサクラゲは、ウルチンクラブに「ちょっと新宿まで行ってくれ」なんて目的地を指示出来るのかしら? 自分は新宿に行きたいのに錦糸町に連れて行かれちゃったらどうすんだろ?

明日からちょっと早い夏休みいただいて潜りに行ってきます。お気に入りのダイビングショップがこの7月で店仕舞いしちゃうというので、最後のお別れダイブでもあり、アタシの600本メモリアル・ダイブでもあります。まさに「悲しくもアリ、嬉しくもアリ」なダイビングです。
帰りましたら随時こちらにアップしますが、その現地途中経過報告もFacebookにアップ予定です。

sankaku
サンカクハゼ@アニラオ・シークレットガーデン

以前に書いたことあるのだけど、ズ~ッと昔の学生時代に北海道をオートバイで徘徊していたときのこと。野宿の用意は出来たものの、何やら言葉では説明できない不安感が胸に沸き上がってきて、再び町まで走って公衆電話から自宅に電話した。ところが何度コールしても誰も出ない。両親揃って深夜まで外出することなんて滅多になかったら、不安は更に大きくなった。今みたいに携帯電話なんか無い時代。さて、どうしたものかと思案していたら唐突に近所の子供が歌っていた歌が脳裏に甦って来た。それは♪カステラ一番電話は二番♪の文明堂CMソングの替え歌で、その子供のお母さんが自分の子供が迷子になったときのために自宅の電話番号を替え歌で覚えさせていたのだった。
その歌を歌いながら、その近所の家に電話した。すると、「タカラガイちゃん、大変よ! お母さんが救急車で病院に運ばれたの!」。不意に胸に沸き上がってきた説明付かないモヤモヤはコレだったのか、と驚いた。

今の時代、友人や仕事先の電話番号を覚えている人はどのくらいいるのだろう? そもそも公衆電話すら減ってきたこのご時世に、記憶を頼りに電話することも無いだろうとは思うけど、もしも自分の携帯電話が手元に無く掛けられる電話先といったら自宅と会社くらいだ。

延々と何が書きたいかというと、便利になるのも考え物だということ。何百もの電話番号が記録できる携帯電話は確かに便利だ。しかし、「やっちゃえニッ○ン」の無精ヒゲのオジサン見るたびに、技術の進歩にはエールを送るけど、その技術に全てを託すのはどうかと思う今日この頃なのだ。便利になればなるだけ人間の能力は劣化していく。
してサンカクハゼは何故に登場したのか? ナ~んも意味はなし。

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ピンクスクワットロブスター@アニラオ・サンビュー

関西の元議員さん、あの号泣で名を馳せた元議員さんに実刑判決が下ったようですね。月に何度も温泉往復したことにして、その架空経費を計上していたわけですが、そうなるとクレヨンしんちゃんやチャイナ服買ったり、地元の飲食店で飲み食い代を経費計上していた元都知事さんも逮捕されちゃうのでしょうか? まぁ、こちらは架空ではなくて公私混同しちゃったわけですけど、もしもセーフだなんてことになれば、あの関西の方、また号泣しちゃうでしょうね。

とてもきれいな姿なのに、どうにも目つきが怖いピンクスクワットロブスター。ボーボーの体毛は良しとしても、その目付きはなんとかならんものなんでしょうか? ほとんどのカニの目は、どちらかというと可愛らしくて私は好きなんですがね。そういえばボンボン振ってるキンチャクガニもキッツイ目つきしてるなぁ。あの娘もとっても可愛いのに目付きが怖いんだよなぁ。

昨日の日曜日は、あまりの猛烈な暑さにとうとうエアコンを起動させた。しばらく使ってなかったもんだから、起動してしばらくはカビ臭くて窓を閉めること出来ず。
室内空気入れ替えながら、エアフィルターのチェックしたけど問題なし。きっと熱交換器にカビが付着してるんだろうと思う。しばらく動かしていたらかび臭さも無くなった。

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ナカソネカニダマシ、と思うけど違うかも(^^ゞ@アニラオ・ロナルドガーデン

昨日は気温も湿度も高いってのに、まったくの無風状態。我が家は風通りが良いので、風さえあれば(もちろん暴風でなければ、だけど)窓を開け放つだけで少々の猛暑でもエアコン無しで過ごせる。それが昨年あたりからエアコン使用する回数が増えている。日本が亜熱帯から熱帯地方へと仲間入りしたのか、はたまた私の忍耐力が低下しているのか。

夜もまだ熱帯夜が続き、エアコンつけて寝るのは嫌いだから水風呂にとっぷり浸かって窓開けて寝た。でも直ぐに汗が出てきて寝付けない。これまた仕方なく扇風機の風を壁にぶつかるようにセットして寝た。なんとか眠れたけど、やっぱり寝不足。
今日も昼間は猛烈な暑さだった。こんな日が続くのかなぁ~。嫌だなぁ~。山にでも逃げたい気分。海の中のカニダマシ君も「最近は海水温が高いんだよなぁ~」なんて言ってそうだ。

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