タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2014年12月

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カザリサンゴヤドカリ@石垣島・大崎サンドガーデン

今年一年を振り返ってみれば、それなりに充実した良い年だったと思う。確かに大変な事や困ったことも多々あったけど、今にして思えばそれを忘れさせてくれるような楽しい、素敵なことの方が多かったように思います。それゆえに“良い一年”だったと感じるんだろうなぁ。

昨日(25日ね)、香港の道路上に7億円もの紙幣が散乱したそうな。現金輸送車のドアが突然開いて紙幣の詰まったトランクが路上に落下し、その衝撃でフタがあいて紙幣が散乱したのだとか。道路に飛び出し、タクシーを止めてその紙幣を拾いまくる人々の姿が紙面に載ってた。結局、約2億4千万円分の紙幣が持ち去られたそうな。日本だったらどの位無くなるかぁ? 

空からお金が降ってくる場面に遭遇するチャンスは無さそうだし、仮にあってもそのお金を持ち去る度胸も無いので、年末宝くじ買いました。
当たらないだろうなんて思ってませんよ。思ってたら買わないモン(笑)。当たったらこのカザリサンゴヤドカリみたいな目になっちゃうだろうなぁ。

さて今年のブログもこれが最後になります(たぶん)。どうか皆さま、健康にて新年をお迎えください。
そして来年も(は?)、良い年になりますように!

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ハタタテシノビハゼ@石垣島・大崎ハナゴイリーフ。

東京駅開業100周年記念の特製Suica販売が途中で中止され、一昨日の東京駅はパニック状態だったらしい。
ちょうどその日、私は京都へと出向くために東京駅にいたのだけど、その時(お昼過ぎ)の八重洲口は何事も無かったようにいつも通りの混雑ぶりだった。

ニュースをかいつまんで読んだけど、どうやら人が集まりすぎて販売していたのを途中で中止にしちゃったらしい。ルール無視して買った人間もいたところに突然の中止で、ちゃんとルール守って並んでたファンが激怒したみたい。当然だろうな。
限定15000枚で8000枚ほど売って中止にしたらしいけど、サッサと売っちゃって「完売しました~!」とやった方がよかったと思うのだが、あまりに人が集まったので警察からの中止命令でも出たのかもしれん。
まぁ、どちらにせよ賢くはないなぁ。

偵察はハタタテシノビハゼ君、巣穴作りはテッポウエビ君、2匹は変わることなく特製Suicaになど興味持つことも無く淡々と役割をこなしてる。しかしハタタテシノビハゼ君、アタシは鉄っちゃんじゃないけど、あの特製Suica、入手可能ならば欲しいのだよ、ホントは。

追伸:この記事上げてから昼メシ食べてる最中に、申込者全員に販売することになったというニュースが携帯に飛んできた。限定だからこそ欲しいのであって、誰でも買えるとなっちゃぁアタシは要らんなぁ。ヤフオク見たら既に出品されていて3万円以上の指し値だったけど、3万円で落札した人が今度は東京駅に押しかけるかもなぁ。

昨年までは11月下旬あたりから始まり、この時期になるとピークになっていた忘年会だけど、今年はすくないなぁ。一昨年なんか日にちが足りなくて忘年会のダブルヘッダーやったこともあったのに、今年は今夜を入れてあと4回。結局12月に入って自宅で晩酌できた日が12日(回)もあった。これもアベノミクス効果なんだろうな(経済はちっとも良くなっていない、ってことね)。肝臓にはありがたい政策ではあるなぁ。

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イロワケガラスハゼ@石垣島・名蔵湾マンジュウポイント。

忘年会の数は減ったけど、どうしたことか週末の集まりが毎週入った。そのために大掃除も年賀作成もままならず。大掃除は年明けにやることにしたが、年賀状はどうやっても27日以降の投函になりそうだ。こうなってくると枝サンゴにピトッとくっついてのんびりしていられる魚が羨ましい。

ここ数年、どんどん老眼が進み細かな字が読みづらくなってきました。「鰭」の文字が「鮨」に見えちゃいます。しかも恥ずかしいことに、そもそもこの「鰭」という字が「ヒレ」であると今日まで知識が無く、キーボードに“ヒレ”と打ち込み、「おぉ~!これが鰭という漢字か」と先ほど知った次第です

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ヒレナガネジリンボウ@石垣島・大崎サンドガーデン。

この魚が鮨ネタになるとは思えませんが、もしも鮨屋のメニューに載るときは「鰭長捻棒」とでも書かれるんでしょうか?
ピンッ!と立った背ビレが素敵ですが、本来サカナにとっての背ビレというものは飛行機の垂直尾翼と一緒で、体勢をまっすぐに保つためにあると思われます。しかしながら、このヒレナガネジリンボウの背ビレは何としたものでしょうか。体勢を平行に保つだけならピンッと立った背ビレが無くとも、その後ろ部分の背ビレで事足りるはず。ということは、これはアンテナか?

バショウカジキは立派な背ビレを持ってますが、時に背ビレを威嚇のために使います。カサゴやオコゼなどはその背ビレに毒を持ち、自らの武器として利用してます。
う~ん。このヒレナガネジリンボウの背ビレはなんでこんなに伸びたのか?

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なんでそこまでくっつくの!、ってくらいこのヘラヤガラとアイゴはズ~っとペッタリ寄り添って泳いでた@石垣島・モエギポイント。
ヘラヤガラはトゲウオ目ヘラヤガラ科ヘラヤガラ属、アイゴはスズキ目アイゴ科アイゴ属。それぞれ別の種族であるのに、なんでこんなに仲が良いのか? 色が似てるから仲間と勘違いしてるのかもしれない。根っこの部分では政策が異なる自民党と公明党みたいだ。

政治はその国の国民の顔なんて言われるけど、自民・公明に対抗できる政党が出てこないのが不思議でならない。昨日の選挙はかなり低い投票率だったようだけど、想像するに「どうせ自民・公明で決まりでしょ」的な雰囲気を有権者が持っていたんじゃなかろうか? マスコミもそのように煽っていたしなぁ。であるならば、だからこそ、たとえ心から支持できる政党が無くても投票には行くべきだろうと思う。投票もせずに昨夜の選挙速報を見て、「ホラ、やっぱり」なんて言ってるのが今の日本国民の姿なんだろう。諦めの心がまん延してる。

そういう意味では2009年。自民党に愛想尽かして民主党に一票を入れた国民の期待を大きく損ねた、民主党の責任は大きい。あの国民の期待に応えられなかった責任以上に、政治に対する国民の不信感を更に増大させたのも民主党だと思う。

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私はお酒やタバコ、車だったら排気量2000cc以上の高級車なんかはガンガン税金かけるべきと思ってるのだけど、どうやら第三のビールや発泡酒も増税するらしい。ビールやそれら第三種のビール類をひとくくりにして酒税一律55円(350㎖缶)にするんだとか。
本来のビールに関しては減税ってことになるけど、ようは普通のビールより発泡酒や第三のビールの売り上げが伸びてるからゆえの増税だろう。アタシもプリン体&糖質ゼロの発泡酒愛飲者だし。

しかしまぁ、ビールの酒税が高いからと各ビール会社が苦心して開発した庶民御用達ビールなのに、それが売れ出すと増税するってのは、いやはやトンチキ・アンポンタン政府だなぁ。自分らが策定したビールを定義する条件が、要はザル基準だったことを自分で認めたようなもんだ。
そんなオバカ者達に払われてる歳費(給与)平均は1800万円。更に文書・交通費として月に100万円。そして党費として一人頭65万円が、その税金から支払われてる。

う~ん。情けないゾ。悲しくなってくるゾ。なんかとても醜いゾ。
ということで、アデヤカミノウミウシ@石垣島・屋良部崎アンカーポイント。少しでも可愛くて綺麗なのに登場してもらいました。


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ダイビングしてるとどうしても潮目が気になるので、ついつい「今日は満月?新月?」なんてお月様が気になっちゃう。

夜道を歩いていても、頭上に満月なんかが蒼く輝いていたりすると嬉しくもなってしまう。そういやぁ三日月なんて最近見たことないなぁ。目には飛び込んで来てるのかもしれんけど、気にも留めていないんだろう。三日月のアゴにでも王子様かバニーちゃんでも座っていてくれれば楽しいんだが。

ということで、ミカヅキコモンエビ@石垣島・名蔵湾スモールワールド。

東京も日に日に寒さが増してきてます。だんだんベッドから抜け出るのに時間を要するようになってきました。我が家では私が早寝する分、かみさんは寝坊を決め込みます。なので毎朝の窓開けは私の仕事でして、暖房つけるのも私の役目となっとります。

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クマノミ君、ずいぶんと素敵な住み家を見つけたものです@石垣島。
綺麗な色合いのセンジュイソギンチャク、なんかフカフカの羽毛布団を連想しちゃいます。こんなポニョポニョなベッドで眠れたら最高でしょうね。
ちなみにこのクマノミ君、イソギンチャクと共に生活してますが、そのイソギンチャクが千切れたりするとパクッと食べちゃうんですよ。

さてさて11月末に行った石垣島は、連日27℃を超すまさに夏日でしたが、その一週間後の東京はすっかり冬到来となりました。朝の洗顔も、気をつけないと気絶しそうです(だから水道水は嫌いだ)。
日本海側は先日から大荒れの天気のようですが、みなさまくれぐれもお気を付けください。

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イチモンジコバンハゼ幼魚@石垣島・名蔵湾マンジュウポイント。

小さな女の子のソバカスは、時に可愛いチャームポイントとして存在感を示すこともある。けれどアタシのように年齢を重ねるとソバカスとは呼ばれなくなる。それは老人特有のシミとなる。これはもう決してチャームポイントなどと言える代物ではない。だからアタシは日焼けを極力避けるのだった。

先日、今年の打ち納め、年内最後のゴルフに出向いた。雲一つ無い晴天のもと、打ち納めだというのに今年最悪のスコアを叩いてしまった。
ゴルフするときは雨天でも無い限り、必ず日焼け止めをしてるのだが、いつも一ヶ所だけ塗り忘れてしまう。右手の甲。
だからアタシの右手甲は、このイチモンジコバンハゼ幼魚の顔のよう(泣)。

昨夜、某協会の忘年会出席後帰宅すると、NHKでアフリカ・コンゴの紳士達の特集をやってた。
サプールと呼ばれる彼らのファッションセンスが驚くほど素晴らしいの! そして自慢のファッションに身を包んだ時の身のこなしもメッチャかっこよかった。

「こんなの俺も着こなしてみたいなぁ」なんて思いながら見ててハタと気付いた。彼らは手足の長さ、体型、顔つき……。どれをとってもそれだけでもかっこいい。だからこそ良く似合う。センスが良いばかりじゃないのだ。

典型的な大和民族体型のアタシにゃ無理だ

レポーターは自らファッションにうるさいという大地洋輔というお笑い芸人さん(アタシの知らんお方)。その彼のファッションも、確かに色使いは良いとは思ったけど体型(腹)が……。ファッション気にするくらいなら、自分の身体(=体重)くらい自制コントロールできないようじゃあねぇ。


色違いシリーズ第二弾。石垣島で出会ったバサラカクレエビです。

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上から@モエギポイント、@コーラルブリッジ、@名蔵湾スモールワールド。

彼らほどいろんな色のファッションを着こなすエビを知りません。エンジ色だったり時には真っ白だったり、青色だったり。住み家のウミシダの色に合わせているわけですが、素晴らしい変身術です。(ン? ウミシダが凄いのか?)

コンゴの貧しくてもエレガントな彼らの言った言葉がこれまた最高だった。「私たちが着飾ることで皆が明るくなれる。私たちは絶対に喧嘩もしないし、他人を敬う。武器を持つなんて絶対に有り得ない」。

スリーピースに身を包み機関銃持ってたら、そりゃギャングだ。

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コマチコシオリエビ@石垣島・名蔵湾スモールワールド。

腰が曲がってるからコシオリは何となく分かるけど、ではコマチは何だ? 小町の意か、はたまた子待ちなのかと思ったら、良く住み家にしてるウミシダの、昔の名称がコマチなんだそうな。
いっつも両手を前に突き出してるけどなんでだろ? 前に仲間でも居れば「前へ~、ならえ~!」なんだが。その長い両手で捕食してるところも見たことがないなぁ。

せっかくなんでもう一匹。色違いも出しちゃう。

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こっちは@石垣島・モエギポイント。
アオヒトデの青に、身体の黒と橙色が見事に映えます。

アメリカの警官による黒人青年射殺事件は、黒人差別問題として抗議の輪が広がっているらしい。日本で報道される内容が事実とすれば、確かに白人による一方的な殺害だろう。
いまだに残るアメリカの黒人差別。白人と黒人の差なんて、このコマチコシオリエビとなんら違わないことに気付かない白人のなんと愚かなことか。

衆議院選、何のための解散総選挙かはなはだ理解に苦しみますが、誰に投票するかではなく「こいつにだけは当選されたら困る」というマイナス投票してみても面白いような気がします。得票数からマイナス票数を引くわけです。総得票がマイナスになる候補者もでるかもしれん。

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さて石垣島。私がリクエストしたハゼの3匹目が彼女、アケボノハゼです@屋良部崎アンカーポイント。
美しい! まことにもって美しいです。彼女に逢いたくてたってのお願いしたのですが、「難しいかもしれません」の悲しいお返事。
その理由は、まずとても深いこと(この撮影時で41.3㍍)。そして何より最大の理由が、彼女1匹しか居ないんですね。ゆえに何人もで撮影するのは厳しい。と、いうことでゲストが6人もいたので無理と判断されました。

ところが……!

急きょゲストが3人になり、しかもアケボノハゼ希望は私だけ。残る二人はニチリンダテハゼを撮るとのことで行けることになったのでした。
独占状態で夢中になって撮影し、ダイコン見たらデコ3分。ここのポイントはこのたった1匹のアケボノハゼと、やはりたった1匹しかいないニチリンダテハゼくらいしか見るものがありません。安全停止水深まで戻って見つかったのがウミシダウバウオくらい。何も居ない海中で、ボーッと減圧停止してる時ほど退屈なものはありませんな。

中性浮力とりながら、「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる」なんて、中学時代に習った清少納言などを思い出していたタカラガイだったのでした。

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リクエストしたハゼの一番はこのヤシャハゼでした。@大崎サンドガーデン

以前に一度だけ、高知県の柏島で会ったことはあったのだけど、その時はまだ60㍉マクロしか持ってなくて、写真に撮ったものの豆粒のようなヤシャハゼだったのでした。
で、昨年100㍉買ったんで、この度「是非!」とお願いして連れて行ってもらったのでした。
ペアでいてくれたので何とかカップルで撮りたかったんだけど、二匹がうまく並ぶことがなくて、どうにも構図的にスッキリしない写真になっちゃった。ちなみに胸ビレの先が黒いのがオスだそうです。

このヤシャハゼ、なんで夜叉なんて名前になったんだろうと調べたら、どうも目が半眼で夜叉のような目だからヤシャハゼと名付けられたらしいです。しかし、写真見るにとってもパッチリお目目に見えるのですが………。

拡大してみませう。

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ん~~~。やっぱり夜叉の目のようには見えんなぁ。そんな目なら、むしろ我が家の方に………。いや書けねぇ、書いちゃならねぇ。

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今回、石垣島では3匹のハゼを見せて欲しいとリクエストしました。その内の1匹がコレ。モエギハゼ@モエギポイント。

大きさは成魚でも3㎝ほどと小ぶりですが、貴婦人のようなこの色合い、最高です! しかし、彼女たちの居る場所が深い。この時で水深39.4㍍でした。なので、撮影時間は限られます。しかも細かい泥のような海底なので、ちょっとでも雑なフィンワークすると煙幕かかって撮影どころじゃなくなります。
10分近く粘って数10カット撮りました。で、デコ3分。ちっとも萌え~ではなく、ヒョエ~なポイントなのでした(タイトルに偽りあり!)。
しかしこのポイントは浅場でも楽しめるので助かりました。その他のサカナ撮りつつ減圧完了。 

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