先週末から月曜日まで、宮城県亘理郡、福島県の新地町と川内村に行ってきました。サクラ植樹の打ち合わせと植樹したサクラ周辺の下草刈り作業のためです。
川内村は福島原発から20㎞という距離にあって、避難地域指定されていましたが、放射線量が低いということで避難指定が解除され、村人達が戻ってきて再び生活を始めています。
放射線量がこの地だけ低いというのは、とても不思議です。
原発から50㎞以上離れた地域でも、かなり高い線量の場所がある中で、なんでここは低いのか? 風の谷のナウシカを思い起こしました。
線量が低いといっても、場所によってはかなり高いホットスポット・エリアもあって、村の中では除染作業があちこちで行われていました。
避難してる時間が長くなればなるほど、人はその土地での生活が一番になってしまうでしょう。ますます、村に帰る気持ちは薄らいで行くことでしょう。
かつて村には3000人ほどいたそうですが、戻って来たのは300人ほどだそうです。先月、この村の小学校での運動会の模様がNHKで放送されていました。子供の数が少なくて運動会にならないので、まだ避難している子どもたちを呼び寄せて運動会を行っていました。
早く皆が安心して暮らせるよう、避難している人が一日も早く戻ってくれる日が来ることを願ってやみませんが、除染が完了しても戻りたくない人も多いのだろうな、と思います。
さて、この村から帰る途中でとっても不思議な建物を発見しました。
これです!
看板に「リカちゃんキャッスル」と書かれていたので、てっきりラブホかと思いましたが、その名のままでリカちゃんのお城でした。
このお城のある場所、福島県の小野新町という所にあります。申し訳ありませんが、立派な田舎です!(失礼)
なんでこんな田舎にこんな不釣り合いな建造物があるのか?それがまたどうしてリカちゃんのお城なのか?甚だ不思議でした。
近所には夏井千本桜というこれまた壮観な景勝地があるのに、まったくもって不釣り合いだと思ったのでした。