さて。上の写真ですが何が写ってるか分かりますか? 砂地の海底ですがちゃんと生物が写っているんですよ。
私はいつもダイビングのガイドさんに感心してしまうのですが、どうしてあんなに色んなものを海中で見つけられるのか不思議でなりません。
確かに連日同じ海域を潜ってるわけですから、どの辺に何がいるのか分かっていて当然って言えばその通りなんですが、それにしたって見つけるのは至難だと思うんですよ。
上の写真だってそこに何か居ると分かってれば一生懸命探しもするだろうけど、気にも止めずに潜っていればただの砂地の海底ですから素通りしてることでしょう。
それなのに「ホラ!」と指示棒で指されても、私は「????」なのです。
さて、前振りはボチボチ止めにして、何処に何が居るか分かりました?
何となく砂粒と色が異なるんで分かるかと思うんですが、拡大してみましょう。
砂粒と殆ど同じ大きさのウミウシです。子供だからなのか背中にはまだ貝殻がくっついてます。
実はこれを見せられたとき、わたしは何が居るのか分からなかったのです。ただ、ちょっと色合いの違う物があるなぁ・・・程度にしか認識出来ませんでした。
写真に撮って後から見て砂粒サイズのカタツムリみたいウミウシだと判った次第です。
このウミテングの赤ちゃんだって、海底でジッとしていたのにどうして見つけられるのか? 先ほどのウミウシは2㎜ほど。こっちのウミテングは1㎝ほどの大きさしかありません!
これはもう、視力だけの問題では無いと思うんですよね。
感とか感性とか、はたまた前世は魚だったとか、別次元の話しなんではないかと思うのです。
いっくらこいつ(↓)みたいな目で探していたって、私には絶対に無理だと思うのです。