タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2008年03月

エルニドからの帰り、マニラに寄る。
しかし、フィリピンの名物って何だ? やっぱり手工芸品なんだろうなぁ。
でもアノ手の物をお土産にしてもあまり喜ばれない。
空港内をアッチャこっちゃと歩き回ったけれど、結局これは!というものは見つけられなかった。

マニラ発が3時近いので機内食は出るだろうけど大したこと無いと踏んで、ここで軽く食べることにした。
レストランに行こうとしたら、レストラン入り口にセキュリティがある。
きっと???な顔をしていたんだと思う。係官がどうぞどうぞ、行っていいです、と手で合図(英語、少しは判るんだけどなぁ)。

とにかくレストランに入った。

きっと不味いだろうと思ったけれど、麺類が食べたかったのでラーメンとスパゲッティを注文。

想像を超越していた。

メチャクチャ不味かった。

ラーメンに至っては日本そばに油を垂らしたよう。きっと冷凍だな、隣国産の。
文句書いてるけど不味くても食べちゃったけどね。食べ物を粗末にするとバチが当たるのだ、と教わって生きてきたから。

すると「飲茶はいかが?」とウェイターがやって来た。これは本場だから美味いだろう。
海老シューマイをまず選び、唐揚げのようなものがあったので「これは何か?」と聞いたら鳥の唐揚げだと言う。
ビールと一緒に2つチョイスした。1つ150ペソ、約360円。

唐揚げをクチに運んだ。
舌の上に乗った瞬間、何となく嫌な感じがした。形状が少しおかしいのだ。それが舌の感触で判った。

でも味はまさしく唐揚げだったので噛んだ。



硬い。



なかなか噛みきれない。



ここで気が付いた。



ちょっと失礼して皿に戻したら綺麗な形の骨がコロン。



































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写真はサンプルです。こんな形で出されりゃ食いはしない。
衣タップリに揚げてあったから判らなかった悲しい


豚の耳は食うけど足も鼻も絶対食わなかった。
パラオではコウモリも食ったけど(少しだけ)、自分の意志で食べた。
カンガルーだろうがワニだろうが美味いと思って食った。

しかし、なんでニワトリの足を食わねばならんのだ!

最初からニワトリの足の唐揚げと言ってくれドクロ


金、返せ~!


結局、鳥の足は残してしまった。
でもバチは当たらないよね?








※レストラン入り口のセキュリティはナイフやフォークの機内持ち込みを監視していたようです。







エルニドから一昨日の深夜に無事帰国。昨日は朝から仕事に追いまくられましたが、やっとひと息つけました。

深夜の帰宅でヘトヘト状態でしたが、疲れなんぞはどこかにブッ飛んでしまうほどエルニドは素晴らしい島でした。心の隅々まで癒してくれる、贅沢な休暇を満喫できました。
そのエルニド報告は後日いたしますが、その前に移動前、移動中の出来事の報告です。(以降、文体が変わります。その理由は後ほど。)


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今回の旅行に限らず、私の旅の行き先の殆どはカミさん独自の情報網による極秘裏情報によって決定される。
最終結論を下すのはもちろんこの私なのだが、私は寛大な心の持ち主なので異を唱えた事は殆どない。隠そうとしても隠しきれない私の器の大きさ、心の広さが垣間見えてしまい困るところではある。

さて、今回旅立つにあたって「何処に行くのだ?」と聞いたら、「早朝便だから羽田泊でカンクン行き」との返事。
ン? 羽田からメキシコ行きの直行便とはアラブ石油王のチャーター便か何かに炊事役として紛れ込もうって作戦か? それにしてもそりゃ楽でええわいな、と思ったら「羽田発関空行き」の聞き違いだった。

関西空港早朝発のタイ航空に乗るために、羽田から関空に行き安いビジネスホテルに投宿して翌朝マニラに向かうのだった。

そのタイ航空で私たちの座席側を担当するスチュワーデスが、これまた知的なタイ美人。彼女が座席間を行き来するたびに鑑賞させて頂いた。
機内映画上映サービスが無かったのは悲しい限りだが、こんな美人のスチュワーデスを配してくれるなら許すことにしよう、と思っていた矢先のことだった。お腹も空いてきて今日のご飯はなんだろな、と期待が高まってきた頃、まるで見計らったように彼女がトレーをゴロゴロしてきた。
そして「チキンorウナギ?」と聞くではないか。ちょっと待ってくれ、少し変じゃないか? 「ニーハオ、あなたファイン?」と挨拶するようなものでしょう。それではまるでルー大柴だ。

「チキンorイール?」と聞くか「鳥とウナギのどっち?」と聞くのが正しい言語というものだ。
でも相手は美人だけど外人だからと(意味不明)、私は敢えて英語を駆使して「イール、プリーズ」とお願いした。

すると、

「ハァ~?」9cebdc8f.gif


まるで女ピン芸人まちゃまちゃのような抑揚での返答。

私が外国で駆使する“でっかい声で単語羅列すれば絶対通じるクイーンズ・イングリッシュ”を彼女が理解出来ないはずは無いので、きっと“ウナギ”が英語の“イール”であるということを理解せずにサーブしていたのだろう。
乗客である私に向かっての失礼な言動を、寛容にも快く許してあげたのは書くまでもないことだが、念のために書き残しておく。(ホントは美人だから)



……1日……2日……3日……アッ!


楽しいエルニドの日々はアッという間に過ぎ去って、既に帰国の途に着いた機上。

遅い昼食も終えてさぁ寝よう、とリクライニングを倒し実際に雲の上で雲の上気分になりウトウトしていたら、カミさんが後の席に座った日本人らしき若者に座席の背をドン!と蹴られたという。

なんだ、何だ! プロレスでも始めようってのかと思ったのだが、どうやらリクライニングを倒すな、という意思表示のようだ。

最近、口の利き方を知らない若者が増えているとは聞いていたが、まさかボディ・ランゲージでコミュニケーションをとってくるとは思いもよらなかったぞ。
そうか! 飛行中は携帯電話の使用が禁止されているから得意の携帯メール意思伝達方も使えないってわけだな。

そりゃアンタはわたしより少しだけ足が長いかもしれない。しかし、アンタより確実に長い足を器用に3つにたたんで座ってるガイジンだってそこにいるじゃないか。
それともじゃあ何か? アンタは絶対に自分の座席を倒さないとでも言うのだな! と、これから前途多難な人生が待ち受ける若者に、寛大な私が喧嘩を売るようなことを言うのも大人げないので止めた。

とはいっても倒すな、と言われても飛行機の座席が倒れるように設計されているのだから倒すのが普通なわけで「背もたれ倒しても良いですか?」と優~しく聞いてみたら「半分までならいいです」。(あれ?日本語じゃないか)

しかし半分までとは難しい注文をつける若者である。
何で半分までなら良いのか? 半分というリクライニングの角度がいったい何度なのか? はたまた仮に何度か判ったとしても、どうやって倒れた背もたれの角度を測るのか教えてもらおうじゃないか、とも思ったのだが敵はボディ・ランゲージの達人、ここで難解な質問をして太極拳ばりの手足を使った全身話法を使用されても、周囲の乗客に迷惑がかかると判断し質問するのを止めた。

ここでも周囲の乗客にまで気を配るという、寛容な処置を図らずもしてしまったのだった。
彼が口の利き方を知らないが為に身に付いたボディ・ランゲージも、わたしの思わず出てしまう寛容さにしても、身に付いてしまったものは知らず知らずのうちに滲み出てきてしまう、ということの証であろう。


以降、エルニド紀行は続く。




610a5d3a.jpg今回、旅のお供に宮田珠己の『わたしの旅に何をする。』を携行しました。いやはや最高に面白かった。
彼は旅のエッセーをいくつか上梓してるそうで、彼のことをタマキングと呼び、熱烈なファンも多いそうです。で、そのファンの事をタマキンガーと呼ぶのだそうですが、わたしも遅ればせながらタマキンガーの仲間入りさせて頂きました。

今回はタマキング調の文体でまとめてみましたが、文章表現といいウィットに溢れた内容といい、彼の足元にも及びませんでした。私の駄文で「こんなものか」とおっしゃらずに是非一度、お手にとってみてください。抱腹絶倒間違いなし、です。



※注1 電車などの公衆の中での閲読は危険です。突然ひとりで爆笑し変人扱いされても当方は関知いたしません。
私も機上でひとりバカ笑いし、マニラで黄色い救急車に出迎えられはしないかと危惧しました。(そんな色の救急車ってあるのでしょうか?)


※注2 読後、突然に思い出し笑いの危険があります。この発作は時と場所を選ばずに突然症状が現れますので、読了後も厳重な注意が必要です。また、この発作を治める特効薬はまだ開発されていないようです。

























いかん、いかん! 久々の長文に昼時間を潰してしまった。
さて昼メシ、何処に行こうか………。






下の写真はタヒチ・ランギロアの水上コテージです。
素敵ですよね。

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もう10年も昔の事ですがニューカレドニアのクエンドビーチリゾートというホテルで、初めて水上コテージに宿泊しました。
ホテル母屋からゴロゴロとバッグを転がして部屋に入ると、ガラス張りテーブルの上に花と果物が用意されていました。そして、そのテーブルの下もガラス張り。部屋に居ながらにして熱帯魚を観察できました。

確かに素敵な経験をしましたが、水コテ(=水上コテージ)に泊まったのは、この1回限りです。以来、私たちは水コテに泊まらなくなりました。

利用しない一番の理由が値段が高いということですが、実際に利用しみたら結構不便なことに気付いたのです。

食事のたびにホテル本館に出向かなくてはなりません。
街へ遊びに行くにも余計な直射日光を浴びなくはなりません。
水上コテージがあるってことは、それ相応に気温も高く日射しも強烈な場所が多いでしょ? 長い桟橋をホテル本館へ往復するだけで丸焦げ、干からびてしまいます。

追加チャージを払えばカヌーか何かで部屋まで食事を運んでくれるでしょう。
若い女性だったら「きゃ?、ステキ?!」なんてことになるのでしょうけど、もしも食事の途中で「ビール、もう1本!」なんてフロントに電話しても、エッチラおっちら舟漕いでくる頃には食事も終わってしまって温まったぬるいビールを飲むハメになるのです。

それに酔っぱらって夜中に桟橋歩いてドッポン! なんてことになってもみっともないですし。

なので我が家は部屋はビーチサイドと決めています。
朝日や夕陽を楽しむにも便利だし(水コテではアングルが限られてしまう)、腹が減ればすぐにダイニングに出向くことが出来ます。

ただし、水辺を歩く他のゲストに部屋を覗かれる恐れがあるのが欠点です。
だからかビーチサイドのコテージは大抵、ファミリーか中年もしくは老年夫婦が利用する事が多いように感じます。新婚さんカップルを見かけた記憶があまりありません。






さて………。





今夕からエルニドへ旅立ちます。
もちろん部屋は水コテではありません。ビーチコテージ、ビチコテです。
どんな部屋でどんなロケーションが出迎えてくれるのか、楽しみです。

帰国しましたらご報告させていただきます。





では、行ってきま?す(^O^)/~









一昨年あたりに出来たこの店、一見サカナ屋さんに見えるでしょ? 実際に見ての通り魚屋さんなんだけれど、昼と晩には食事&お酒も飲めるのです。

魚屋さんが出来たのには早くから気付いていたけれど、昼食が摂れると知ったのは昨年も夏過ぎ。fe7f8903.jpg

今でこそ右手に昼食メニューの看板出しているけれど、その頃は暖簾のみで、まさか魚屋で食事が出来るなんて思いもしないから入らないでいたのです。

(私が生まれた新潟では魚屋がカレイやイカの浜焼きなんか店先で焼いてたけど)

焼き魚定食と海鮮丼程度しか昼のメニューは無いのだけれど、さすがに新鮮で大盛りなので私のお気に入りの店だったのです。
なんで過去形なのか? 理由はここから。

私の会社は昼食時間が決まっていないので、自分で調整出来るのです。なので私は大抵13時過ぎに昼食を摂ります。混雑を避けるためです。

今日、13時20分くらいにこの店に入ったらナント満席! 座れないなんて事は無かったのに。
穴場的存在が嬉しかったのだけれど、やっぱり口コミか何かで人気になっちゃうんですね。

残念だなぁ、良い店だったのに……。
穴場的お店だったのに広場的人気の店になってしまいました。

で結局、この『丸富水産』に入れなかったので向かいに出来た新しい豚汁屋で昼食を摂りました。
テレビが映いていて、何の気なしに見てました。藤岡弘が何かレポートしていましたが………。

藤岡弘って、こまわり君ことがきデカに似てると思いません?

(それにしてもお昼のテレビ番組ってどうして、ああつまらないのでしょう)







10数年ぶりに共栄堂で食事をしました。

昔はこの近所に事務所があったので、2?3日おきにこのお店で昼食を摂っていたのですが、事務所の移転と共に行かなくなってしまったのです。
通っていた頃に改装して今のような綺麗な造りのお店になりました。


b9ffb368.jpgたまたま仕事で近所を通りかかり、ハタと思い出し食事しに立ち寄りました。

このお店の名物はスマトラ風カレーなんですが、席に着いてそのスマトラ風カレーを注文し、出てきて「アレレ? こんなだったかな???」と思いました。

何かが違うのです。
でも、ま、注文してからそんな事言ってても仕方ないので、ひとクチ口に運びました。するとまたもや「????、こんな味だったかなぁ?」。

昔はランチもやっていたのですが、どうやら無くなったようです。

素っ気ない看板のレストランです。
かつては入り口に看板以上に目立つ、白衣を着た大柄なおっちゃんが何時も立っていたのですが、その姿もありませんでした。

たまたま12時ちょっと前に入ったので、私が入ったときはガラガラだったのですが、12時を廻るとアッという間に満席になりました。

そして殆どの人がカツカレーを注文するのです。
そうでした! 思い出しました。ここの名物はスマトラ風はスマトラ風でもカツカレーだったのです。

最近、物忘れがひどくて困りものです。
先日もフラッと入った定食屋で生姜焼き定食を注文し、ひと口食べてから「しまった! ここの生姜焼きは不味かったんだ」と思い出したのです。
多分、きっとまた同じものを後日注文することでしょう。

ちなみにこの共栄堂、ずいぶんと値上がりしていました。
時の流れでしょうか? それとも昨今の値上げブームからでしょうか?





谷川温泉郷の続報です。

宿泊したのは『金盛館 せゝらぎ』という宿です。
f9cedafc.jpg水上駅から車で10分ほどです。
途中、谷川岳のトマの耳とオキの耳が見えました。野生の猿の姿も見かけました。

谷川岳は宿の玄関口からも望めましたが、残念ながら半分だけ、写真程度しか見えません。

館内はもとより部屋も綺麗で、食事も申し分なしです。
まかないさんも気遣いが素晴らしく、1泊だけではもったいないような宿でした。

そしてお湯も源泉掛け流しの本物!(冬季のみ加熱してるそうです)
館内に男女大風呂(露天風呂付き)と、家族風呂、そして部屋によっては露天風呂付きの部屋もあるようです。そして館外に山と清流を見渡せる本格的な露天風呂があります。


館内の清潔さや調度品の趣味の良さにも感動したのですが、何と言っても一番は食事。申し分ありませんでした。d1ef0b45.jpg


吟味された食材が丁度良い分量で出されます。ご飯はコシヒカリを釜で焚いてくれました。おかず無しで美味しく食べられる、絶品でした。

寝具が敷かれた後に「夜食にどうぞ」と小さなおいなりさんを置いていってくれました。
そして朝食もテーブルに載りきらないほどの品数でした。でも、それぞれの量が少ないので食べ残すほどの量ではありません。


翌朝、温泉定番の朝風呂に向かうとき、とても良いお茶の香りが漂っていました。


cd6c50aa.jpg廊下に置かれた香炉にお茶が盛られていました。

さり気ないこんな心配りが私は好きです。



リピーターになるかもしれません。







その昔フィリピンの片田舎で極貧の子供たちと出会い、彼らのための学校を建ててあげたら…と思いついたことがありました。
そこで帰国後、ある資産家に学校を一緒に建てませんか、と相談しました。

現地で聞いたところでは300万円ほどで立派な学校が建てられるとのことで、私は自分が知る、先ほどの資産家の方や企業の社長さん達に賛同を得られれば簡単な事だと、タカをくくっていたのです。
実際、ほんの数人に会うだけで私の夢は現実味を帯びてきました。

ところが、何人目かの実業家に会った際に「学校なんて本当は必要ないんだよ。彼らがいま一番必要なのは先生さ。先生さえ来てくれれば学校なんて青空教室で充分なんだよ」と言われ、金さえ集めれば良いだろうと考えていた自分の愚かさを気付かされました。


一昨日放送されていたTBSテレビ「夢の扉」で、カンボジアにいくつもの学校を建てたおばあさんが紹介されていました。

学校を建てるまでの苦労が報じられていました。
けれど肝心の先生をどうしたか、については何も触れられていませんでした。
まるで学校さえ建てれば先生が来てくれるような報道でした。

ゴミの山を裸足であさる子供の姿が映し出されていました。使用済み注射針も散乱しているゴミの山です。そのゴミの山の中から売れそうな金属類やポリ系のゴミを探すのです。
朝から夕方まで一日中ゴミを漁って2円の収穫だそうです。いくら物価が安いといっても、たった2円で何が買えるというのでしょう。

教育は絶対に必要だと私も思います。けれど学校を建てても教育者がいなければ、ただの建築物に過ぎません。
仮に学校が出来て先生が来ても、生活に追われる家にとって、子供も大事な労働力なのです。もっと収入を得られる仕事を大人達に与えてあげる方が先ではないだろうか…と思うのです。




何も出来ない自分がもどかしく感じます。

df8a831b.jpgフラリと温泉に行ってきました。
場所は水上駅から車で山を登って行った谷川温泉郷です。


ローカル線の旅を楽しむことが出来ました。
かつてこの上越線は上野と新潟を結ぶ主要幹線で、新幹線が開通するまではこの路線で新潟まで行っていました。
急行“佐渡”で6時間、特急“とき”で4時間だったかなぁ?
今じゃ新幹線で2時間もかからずに行けてしまいますが、あのスピードでは何も見れず、なにも気にもとまりません。
のんびり駅弁を楽しむ余裕すらないです。

やっぱり旅はローカル線が良いですね。旅情を楽しむこともそうですが、あのスピードが人間が生活する本来のスピードなのだと思うのです。

途中で停車する駅名がとても懐かしく、しかも駅周辺の風景や次に停まる駅名なんかも思い出されました。
大人になってからは覚えようとしても覚えられないのに、子供の頃に覚えた事ってどうして忘れないのでしょう?


早速、露天風呂に行ってみました。
宿から離れた場所にあって10mほど館外を歩かなくてはなりません。

もう陽も沈んで積もった雪も凍り始めていました。
浴衣姿でスリッパを履き一歩外に出たのですが、鉄製の階段はものの見事に凍りついていました。
「これは転ぶな、危ないゾ」と思い、メッチャ寒かったし一度は館内に戻りかけましたが、折角ここまで来て入らないのは勿体ないからと、頑張って入ってきました。c118ffde.jpg
(実はこのお風呂だけは混浴なのですウインク)。



雪を眺めながらの露天風呂は、泉質の良さも相まって最高でした。これで酒でも一杯引っ掛けられれば申し分無しです。
(ちなみに残念ながら、期待していた事には遭遇出来ませんでした)

もう入らない!っていうほどの食事を堪能したあとで、今度は館内の大風呂に入り(ここにも露天風呂がある)マッサージをお願いしました。

このマッサージさんが良く喋ること喋ること。
「どちらからおいでですか?」に始まって地元の話や温泉の話など、喋りっぱなしです。
おかげ様でマッサージ中に寝らずに済んだのですが………。


「お客さん、理想的な筋肉ですねぇ」

「そうですか、どうも有り難う」

私の大腿部と臀部をマッサージしながら、
「この辺の筋肉なんか立派です」

「そうですか、まだ現役でスポーツしてるからかな?」

「アッ、やっぱり! そんな身体してますモン」

「それは嬉しいですね」


今度は私の右腕、ヒジあたりの筋肉をマッサージしつつ、
「ここ凝ってますね」

「そうですか? 確かにちょっと痛いな」

「運動する人は、必ずスポーツ肘になるんですよね」

「・・・・・・・・」

「このアタリの腱を痛めちゃうんですよ」

「・・・・・・・・」





私の肘のあたりを
グリグリグリ。









「あのぅ、わたしスポーツしてますけどサッカーなんですよ」







「!……………………





窓下に流れる清流の音が聞こえてくるような静寂が訪れました。


3月ですが外は一面の銀世界です。空にはきっと満天の星空が輝いていたことでしょう。











この項、続く。    
           
            (多分……)
















新潟の叔父が他界した。

90年間、いっさい乳製品を食べなかったのに医者から「乳製品は体に良い」と言われたら毎日、ヨーグルトを食べるようになったそうな。

お茶が大好きで、毎日よく飲んでいたけど薬を飲んだ時はなるべくお茶は控えた方が良いと医者に言われると、その日本茶もスッパリ止めたという。

最後まで諦めない、生きることへの執着を垣間見た気がした。
そういえば私の父も、臨終の時は体中に巻き付いた点滴やら心電図用のコードをひきちぎり、酸素マスクも外してベッドから起きあがろとした。

死が迫るとき、人はそれを察知するのかもしれない。

叔父の享年94歳。大往生だ。



先週の土曜日と日曜日、子供たちのサッカー遠征試合で町田、杉並区と出向いていました。
杉並の都立高校は住宅地の中に位置しているのにグランドはとても広くて、私立だったら固定資産税だけでも大変だろうなぁ、何て考えながら空を見上げたら画像の景色が目に飛び込んできました。f574668a.jpg


ちょっと曇り空でしたが、この日は気温も上がってまさに小春日和。凧揚げにはもってこいの日だなぁ…なんて考えていたんですが、そういや最近、凧揚げしてるのを見たことあります?

こんな木々には大抵、凧の残骸の一つや二つ見つけられたものですが、それもありません。

凧揚げする子供っていなくなっちゃったんですかね。
私が小学生の頃、遊ぶことと言えばメンコ、ビー玉、ベーゴマに凧揚げ…と決まっていたものでしたけど。

土手の草っ原に友だちと寝ころんで、凧を揚げながらバカなこと話していた記憶があります。
電線や木の枝に凧糸が引っかかるのを避けるために、木綿糸を使ってました。タコ糸は丈夫だけど重いのでたわみが大きいのです。そのたわみが木々や電線に引っかかるので、軽い木綿糸を使用していました。

でも、木綿糸はその分弱くて強い風が吹き付けると切れてしまうのです。だから、指先に凧が受けている風を感じながら、強く引かれる時は糸を繰りだしてあげなくてなりません。サカナ釣りと一緒です。
その風との駆け引きが楽しいのです。ある時は強風が続いて糸をドンドン送り出し、とうとう糸が無くなってプッツン! なんてこともありました。

必死で追いかけましたね、凧を。
当時、凧は15円ほどでした。それでも私にとっては高価でした。糸は切れた場所にもよるのですが、手繰って再利用できます。でも、凧は飛ばされればハイ!それまでよ、なのです。

ポカポカ陽気の中で子供たちのサッカーを観戦しながら、たまには凧揚げでもしてみたいなぁ、なんて考えてました。




そうそう! 上がると言えば………。



我が社の近所のラーメンが、どの店も軒並み値上げになりました。bd69c8a3.jpg


今日、神田名物『ミルクホール』のタンメンを食べにいったら、タンメンは据え置きでしたがラーメンが値上がりしてました。
(ここの麺が細麺なので好きなのです)

先週は、別の店『天宝』のラーメン、焼きそば、タンメンなど数品が値上がりしてました。

どの店も「懸命な企業努力を続けてまいりましたが、諸物価高騰につき誠に申し訳ありませんが値上げさせていただきます」とのことです。
なんだか便乗値上げ、カルテル結んでると思われても仕方ないような気がしなくもありません。

諸物価高騰と言われても値上がりしてるのはガソリンとかトウモロコシしか思い返せないのですけど…。
ラーメンに、ガソリンもトウモロコシもあまり関係ないような……(除く・味噌ラーメン)。ラーメンに影響した高騰した材料って麺の元の粉でしょうか?

昨日は都立高校へ原チャリで行ったのですが途中でガス欠になって、スタンドを探しながら帰宅しました。すると、店仕舞いしたガソリンスタンドがやたら目に付きました。

マジでスタグフレーション時代がやって来そうな、嫌な感じです。





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