タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2007年11月

日曜の夕刻からから水曜の深夜まで、このブログ・サイトがダウンしました。
わたしのサイトだけでなく、このドリコム利用者全員だったようです。きっと他のブログ・サイトへの亡命を図る人がいっぱいいることでしょう。

それはさておき。
井上陽水の『東へ西へ』という歌があります。
♪昼寝をすれば夜中に、眠れないのはどういうワーケだ?♪ とう歌です。

でも、わたしは昼寝しても夜、熟睡出来ます。  音符どうしてダ??音符



今週、月曜から火曜、そして木曜と出張が重なりました。伊豆の修善寺と長野の伊那です。
南(南西ですが)へ行ったり北(北西ですが)へ行ったりの一週間だったのです。






バカ話しのスタートですみませんm(_ _)m





まず月曜日。
中国からのお客様が来日し、紅葉を観たいと箱根に行くのでその晩の酒席に同席してもらえないかと頼まれました。a7f74a05.jpg


午前中、一気に仕事を終えて向かった先は伊豆・修善寺の『あさば』という旅館です。
私はこの宿を知りませんでしたが、聞くところによると結構有名だそうで、お値段も良いらしい。
確かに、接客とはこうあるべき! というサービスを受けました。

温泉もわたしごのみの泉質で、なにより素晴らしいのが部屋からの眺め。
池を配した庭園の向こうに能楽堂があって、年に数回、能を堪能することも出来るそうです。(わたしは能はサッパリ…ですけど)

修善寺には2年ほど前に来たことがあるのですが、その時は散策する余裕もなく、湯に浸かって食事をし、酒を飲んで翌朝一番で会社に向かいました。
今回はチョッピリゆとりがあったので、町中をブラブラできました。
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修善寺って結構観るところがあるんですね。知りませんでした。

細い小道を抜けていくと竹林の小道に出て、そのまま川沿いに町の方へと歩いて行ったら、なかなか結構な場所に出ました。(↓)

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前日、夕刻に修善寺に着いたのですが、出来ればもう少し早く着いてもうちょっと散策出来れば最高でしたね。



そして昨日、今度は早朝5時30分起床で長野の伊那市へ出向きました。dda97621.jpg

伊那食品という寒天を作っている会社の会長さんに会うためです。

塚越寛さんという方で素晴らしい方です。経営者として凄い人ですが、それ以前に人として素晴らしい人でした。

伊那市駅から車で10分ほどのところにあるその会社は、バスで見学に来る人も多く、その日も多くの見学者の姿がありました。

このように一般の人がわざわざ見学に来る非上場企業を、わたしは始めて知りました。(※そういえばサントリーは非上場でした。12月3日・追記)

もしも伊那の方に行かれることがあったら、ちょっと立ち寄られることをお勧めします。

工場見学だけでなく、赤松が林立する敷地内にはレストランやカフェ、フォトギャラリーや土産物売り場もあります。打ちたての蕎麦が食べられるお洒落なお店もありました。

数日前に東京がバリアフリーにほど遠い…と書きましたが、この伊那食品の敷地内や建物は全て、見事なほどのバリアフリーでした。

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寒天製造にはきれいな水が欠かせませんが、その水を一般の人に開放していました。ちょっと飲んでみましたが、南アルプスから湧き出た清水は美味しかったです。
土日は車で来て水を持ち帰る人達の行列が出来、賄い切れないからと給水口を更に増設されていました。

“めだかの学校”と名付けられた池もありました。
毎朝必ず、社員総出で掃除をしているという敷地内には落ち葉も無く、会社の中もチリ一つ見あたりませんでした。
ここは塚越会長の王国だと感じました。

「私は普通の事をしているだけなのに世間が異常だから私が注目されている」という会長の話しの中で、あるネット長者やインサイダー取引の犯罪者の名を出され、「“大志”と“野心”を混同してはいけないよ。誰も不幸にしない、人に喜ばれる結果を生むような志が大切です。不幸になる人がいるのに自分のことしか考えないような野心はいけない」と言われた言葉が忘れられません。






何だか身体が重く感じるなぁ…と思い、体重計に乗ってビックリ!

ゲッ! 4kgも太ってる!

2週連続でものの見事に土曜日に雨が降り、地元でのサッカーがなかったので、コレ幸いとゴロゴロした週末を送っていたツケが今ごろ現れた…って感じです。

そこで先週来、敢えて歩く距離を増やし、早足で歩くように心がけました。
そして先週末、風呂上がりに体重計に乗ったら2□減っていました。
「シメシメ^^」

そして先日の土曜日。
今週もサッカー練習は無いから(学校行事でグラウンドが使用中止)、昼食は散歩がてら遠出でもしてみるか…となり、我が家から2駅先のちょっと有名なイタリア料理店に競歩のごとく早足で歩いて行ってきました。98ca5d03.jpg


このお店、口コミ掲示板の書き込みも多く、雑誌で紹介されるほどの人気店なのです。

お店まで早足で歩くこと約20分。
お店に到着すると満席で「少々、お待ち願えますか?」とのこと。
店内のカウンターで待つこと約10分。サービスでコーヒーなぞも出してくれて(出来ればワインの方が良いのですけど…)、コーヒー啜りながら待つ内に店外にも人が並びだしました。

わたしはいくら美味いと聞いても行列に並んでまで食する気にはなれないタイプなので、まさにグッドタイミングの到着だったのでした。
あと数分到着が遅かったらきっとそのまま帰宅していたでしょう。


このお店の名物は“ワタリガニのスパゲティ”だそうです。

グラス・ワインを頼めばきっとお代わりしちゃうだろうから…と、ワインはデキャンタで注文。
そして名物・ワタリガニのスパゲティも折角だから…と、大盛りにしてもらいました。

食後、ワインの心地よい酔いと共に幸せいっぱいの気持ちで電車に乗り帰ったのでした。



アレェ? 
何でココまで早足に歩いてきたのでしょう???






ダイエットは道具でもビリーでもなく、まさに精神力なのだと痛感した週末でした。




人気の割には人に勧められるほど美味しく無かったので店名は記さないでおきます。




3年ほど前の話ですが、ヤップ島に行ったときに体長40㎝ほどのサカナの攻撃を受け、とても怖い思いをしました。
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左の写真がそのサカナです。
ゴマモンガラといいます。何とも憎々しげな、性格悪そうな面構えをしてるでしょ?

気持ちよ~く海中を散策していたら、前方にコイツが頭を上にした状態でこっちを睨んでました。

その時、なんか嫌な予感がしたのだけれど、ガイドさんはコイツの存在に気が付かなかったのかどんどん進んでいきます。

コイツとの距離が10㍍ほどに近づいたとき、突然襲ってきたのです。
もの凄いスピードでアタックしてきて、私は慌てて逃げました。

気が付くとガイドさんとも離ればなれになり、わたしは水深5㍍ほどのところにいました。
アタックを受けた時は、たしか水深20㍍に満たなかったと記憶するのですが、こんな事で潜水病になってはたまりません。(注:ダイビングでの急浮上は非常に危険なのです)
この時は透明度も良かったので、その後にガイドさんとも合流出来ましたが、もしも透明度が悪ければロストしていた可能性もあります。

あるダイバーはコイツのアタックから逃げて、浮上してフィンを見たら先が食い千切られていたそうです。

ダイビングをしない人によく、
「サメに会ったりしないんですか? 怖くありませんか?」との質問を受けるのですが、ダイバーはむしろサメに会いにいったりします。
人を襲う鮫は外洋にいる一部のサメだけで、滅多にそいつらに遭遇することはありません。
なので、私たちはこのゴマモンガラの方が怖いのです。サメより怖いゴマちゃんなのです。

しかし誤解の無いように記しておきますが、ゴマモンガラが人(他のサカナも)を襲うのは抱卵期だけです。海底に卵を産み付けそれを守っている間だけです。彼らの巣はスリバチ状になっているので、注視していれば判ります。

だから、ヒラヒラと泳いでいる時は襲ってきたりしません。とはいっても、それでも私は今でもコイツに会うとアタックされた時の事が思い出され、ゾッとします。

チャンスがあったら一度、食してみたいと思ってます。
こんなゴッツイ顔の奴に限って美味だったりするものです、オコゼがそうでしょ? ハリセンボンの唐揚げなんか絶品ですから!

だからコイツも刺身、唐揚げにしたら美味いのではないかと思うのです。
カブト焼きは食す気になれませんけど。

どなたかコイツを食したという変人勇気のある人、知りませんか?






きょう通勤電車が市ヶ谷のお堀端を走り抜ける際に、車窓からヒラヒラと飛ぶ一匹の蝶が見えた。
11月も中旬というのに、蝶が飛んでいるとはまさに異常気象の所為だろう。

ヒラヒラと舞う蝶を見るうちに、唐突に“ギフチョウ”の姿が脳裏に浮かんできた。
ギフチョウをご存じか? 日本では本州の高山地帯、北海道に生息する蝶でなかなかお目にかかれない。

その昔、北海道浜頓別のベニヤ原生花園でこの蝶を初めて見つけた時に、
「アッ! ギフチョウだ!」と声を出したら、たまたま側にいた男性が、
「あなたも鳥が好きなんですね」と応えた。

前夜、同宿した民宿の主が鳥好きで、夜通し北海道の野鳥の話をしてくれていたのだ。
しかし………。ギフチョウは岐阜蝶とは書くが岐阜鳥ではない。



話は唐突に変わって先週の日曜日、バスに乗っていたら大学生らしき若者が二人乗り込んできた。わたしの後の席に座った彼らの会話。

A男「いやぁ、最近の若い奴らは何も知らないね」(君たちも十分若いよ)
B男「どうしたのさ?」
A男「前夜祭の準備をしようと言ったら、どんな野菜ですか? だって」
B男「ギャハハ、前野菜かぁ。意味、通じるジャン」(通じてません)

先のギフチョウもこのゼンヤサイも、お互いに同一の認識があって初めて会話が成立する。
単純に言葉を覚えれば済むことだろうけど、わたしは最近、どうもそれだけでは済まないコミュニケーション下手な若者が増えていると感じる。

友人に誘われてSNSに入った。アクセスすると中には数十分単位でログインしている人もいる。
彼らにとってはきっと、携帯電話メールやSNSがコミュニケーション・ツールなんだろうと思う。

それはそれで便利だと思うし(特に遠距離との意志疎通)、文字のコミュニケーションを否定する気は無いけど、やっぱりお互いの顔を見ながら会話をするのが一番だと思う。
そうすることで言葉を知り、語彙を覚えていくのではないかと思うし、相手の感情を読みとってこそ深いコミュニケーションが生まれると思うのだ。いくら顔文字を駆使しても文字のコミュニケーションでは相手の感情を読み取ることは難しい。
わたしが書くこのサイトの駄文だって、どれだけ自分の意図したことが伝わっているか甚だ疑問だ。
そして文字での自己表現は言葉に比べて強いものになりがちでもある。
文字に振り回されては、それこそ話し(対話)にならない。


乏しいボキャブラリィを駆使して英語で話す機会が時々ある。
その際にわたしの言い分は先方に伝わっても、言葉の意味が判らず先方の言い分が理解できないことがある。これでは一方的な会話であってコミュニケーションとはいえないだろう。
それでも判らない単語が出てくれば辞書で調べるし、時には意味を説明してもらってわたしは単語を覚え、そして会話が成立していく。

初めて会った見知らぬ人との会話は楽しいものだ。気心知り合った仲間との会話はもっと愉しいものだ。

これから忘年会シーズンに突入する。1年ぶりに杯を酌み交わす人もいる。

楽しみだ。







昨夜、地元・駒沢のサブ競技場がナイターで使用できるからと、サッカー・クラブの卒業生たちを呼んで交流戦を行った。

明日から仕事だという日曜日に、しかもナイターでサッカーをやるとはこの歳なら“無謀”とも言われかねないのだけれど、人工芝で出来るとあってどうしても走りたかった。
昔の人工芝はスライディングしたり転んだりすると摩擦熱で芝が熔け、痛いよりも熱い火傷をした。
しかし、いまの人工芝はとても良くできていて火傷など滅多にない。

フワフワの人工芝の上で思う存分楽しめた……と言いたいところだけれど、流石に3ゲーム目ころ(15分ハーフ)には体力の限界がきた。

しかも相手は中学生&大学生。
中学生はまだしも、大学生では歯が立たない…いや足が立たない、か?
大学生達はロートルのオッサン・サッカー・マンを気遣ってくれるけど、ドリブルされれば追いつく事は不可能。

それにしても衰えたなぁ。
後半は走るのが精一杯で、ナイス・パスをゴール前でもらっても思うようにボールを蹴れず悔しい思いをした。

20台の後半で持久力の衰えを自覚し、30台の後半から40歳になった頃は筋力の衰えを痛切に思い知った。

そして最近は全てが衰え始めている。
筋力、体力、持久力、技術力、そして反射神経も。保っているのは柔軟性くらいだ。

土曜日、日曜日と走り回り、いまわたしが歩く姿はまるでスターウォーズのC?3PO。
下り階段、トイレ…拷問です。電車で空席があっても座る気にもなれない。
しかし、このような境遇になったことで分かった。

まだまだ東京はバリア・フリーにはほど遠い。

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