タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2007年04月

最近、身体のあちこちに故障が目立つようになってきた。

数年前から著しく視力が低下した。
冬場の来訪者だった座骨神経痛が季節に関係なく常連になってきた。

加齢と共に衰えるものといえばハメ××が代名詞のようになっているけど、こと歯に関しては、30代からちょくちょく故障した。

前歯ではなくて奥歯が傷む。
きっとサッカーやゴルフのせいではないかと思っている。共に奥歯に力を込めることが多いからだ。

敵選手とボールの奪い合いになった時。
思い切りシュートを打つ瞬間。
そしてドライバー・ショットの時。

どれもこれも、その瞬間に奥歯にかかる圧力は相当なものだ。
かつてジャンボ尾崎がマウスピースをして試合に臨むのを見たことがある。
ボクサーは当たり前のようにしてるけど、あれは奥歯に力を入れるからよりも相手のパンチで口内を痛めないためだ。

しかしサッカー選手はマウスピースをくわえてプレーするわけにはいかないなぁ。あんな物くわえて走っていたら息が切れて仕方ない。

そういえばダイビングでもマウスピースをくわえる。
昨年、ダイビング中にマウスピースが千切れた。レギがくわえ辛くて往生した。
ダイビングでは特に奥歯に力を込めるような事は無いから、マウスピースの老化だとは思うけど、ひょっとすると私は常に奥歯に力を込めているのかもしれない。

「男はやたらと歯を見せるものではない」と食事中はもとより笑うときも歯を見せることを良しとしなかった親の教育の賜物か?


4月14日付けの日経新聞「春秋」欄に以下の記載がされていた。

(…前略…)巨大な影響力を握るサイトに、最近「イルカの虐殺」と題した映像が溢れている。日本のある地方の伝統的イルカ漁の様子を残酷に描き、米欧の視聴者が反日感情むき出しの感想を寄せる。(…中略…)誰が、なぜ今、何のために投稿したのか。

天下の大新聞がこのような記述をして良いものだろうか?

“伝統的イルカ漁を残酷に描き…”とはどういうことか?
あの映像にある残酷さは厳然たる事実ではないのか? あのイルカを殺戮するシーンは誇張されたもの、と言いたいのか? 

そして“伝統的イルカ漁”とはどういうことか? 
記事中では“日本のある地方”と書かれているが、あの映像では伊豆の富戸だと言っている。

日経新聞の記事通りに解釈すれば、伊豆の富戸ではあのような残虐な漁を“伝統的”に昔から行っていたとう事になる。あのような虐殺を“伝統的”なものとして容認しているように思えるが、ならば日本でその昔(とは言っても20?30年前)に犬を食していた事実も“犬は伝統的な日本古来からの食料”と認めるのか?

あの映像では捕らえたイルカを“クジラ”と偽って売っているように描かれていた。

それが本物のクジラか否かは知らないが、現在店先で売られて食卓に上るクジラは、捕鯨禁止以降研究用として捕らえられたものが加工されていると聞いた記憶がある。それにしちゃあスーパーで売られているクジラの量がやけに多過ぎはしないか?
どこのスーパーでもクジラの肉を見かける。いくらクジラが大きいといっても、何頭研究用と称してクジラを殺しているのか? 
私はひょっとしたらあれはイルカではないかと、あの映像を見て以来感じている。

“誰が、なぜ今、何のために投稿したのか”と締めくくる天下の大新聞は、いったい何を守ろうとしているのか? イルカでない事は間違いないだろう。では伝統的イルカ漁か、はたまた地元漁民の生活か? 
まさかクジラやイルカが魚だと思っていないだろうな?



今年のゴールデン・ウィークはクック諸島行きを計画している。
ここで先月購入したオリンパスSP-550uzを海中デビューさせる予定だった。
それを楽しみにしてハウジングも予約をしていた。ところが………。

それまで利用していたのがC-40Zoom。
このデジカメの欠点はデザインがダサいのと、一番はバッテリーの持ちが悪いこと。
それさえ我慢すれば名機だと思う。da6e54c9.jpg


ところが前回のダイビング中、突然電源が落ちるようになった。軽く叩くなど衝撃を与えてやると復活する。いっそのこと廃棄処分にしようかとも思ったけれど、折角いままで共に潜ってくれた仲だから、修理に出してセカンド・カメラとして使用することにした。

昨日、オリンパス本社から電話があって不具合が出なかったので、取り敢えず部品交換だけした(無料だった)……とのこと。
「ま、セカンド・カメラだから仕方ないか」と諦めて引き取りに行った。

ところが、親切な係りの人と雑談するうちにナント!4月中旬発売予定だったSP-550uzのハウジングが5月に延期になったという事実が判明。

そりゃないでしょ、楽しみにしていたのに……(T_T) 
また今回も3台のカメラを持っていくことになりそうだ。

フラリ散策時にポケットに入れて持ち運べるコンパクト・デジカメ、
セカンド・カメラ予定が再び水中撮影専用になったC-40zoom、
そしてお気に入りのSP-550uz。

う?んオリンパスさん、何とかならんかね?

船橋カントリー倶楽部に行ってきた。

午後から雷雨になるという天気予報も外れてくれて、風さえなければ絶好のゴルフ日和だった。afd484bd.jpg


ところで、このゴルフ。始めて20年近くになるというのに上手くならない。
練習しないのだから、上手くなるはずも無いのだけれど、始めた頃は週末は必ず練習場に行っていたのだ。

けれど、いくら練習しても上手くならない自分に「ワタシハ、ゴルフニムイテイナイノダ」と練習場通いをピタッと止めた。
不思議なもので、そうしたらスコアが良くなった。

その結果に、その頃はサッカーやったり登山したりと脚を鍛えていたので「ゴルフは上半身ではなく下半身でやるものだ!」なんて思っていた。

でも、最近は違う。
余計なことを考えなくなったからではないかと思っている。

得てしてゴルフにのめりこんでいる人ほど講釈が多くて(私もそうだった)、その割には上手くない。時々、シングル・プレイヤーの講釈士もいるけど…。

止まっているボールをひっぱたくだけのことに理論も何も無いのではないか?
その昔、藤木三郎というプロゴルファーはテークバックの際、クラブを頭上で8の字に回していた。

要はいかにヘッド・スピードを上げて正確にインパクト出来るか…だけだと思うのだ。
それが出来ない時にアーだ、コーだと言っても意味がない。頭で理解できたって、それを実行できないから悩んでいるのだから。実行できない理論なぞ、それこそ絵に描いた餅のようなものだ。

※写真はNo.1ホールをティーグランドから眺めたもの。

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山崎豊子の「沈まぬ太陽」を読んだ。
会ったことはないけれど、彼女のあまりよろしくない評判を何度か耳にしている。
けれど、私は彼女の作品は概して好きな方で、会ったこともない彼女の人間性などどうでもいい。
あの並々ならぬ筆力と取材力は絶賛に値することは紛れもない事実だ。

しかし、今回読んだ「沈まぬ太陽」は詰まらなかったなぁ。
途中で何度、挫折しかかったことか。
「アフリカ編」上・下、「御巣鷹山編」、「会長室編」上・下と全5巻なのだけれど、それぞれ「アフリカ編」、「御巣鷹山編」、「会長室編」で完結していれば良いのに…と4巻目あたりで感じていた。
きっと取材を続けるうちに、半官半民の航空会社の中に巣くう色んな問題を知り、筆を止めることが出来なくなって構成力を欠いたのだろうと。

しかし、巻末のあとがきに彼女は今回初めての手法(構成?)で書いてみた…と記されていた。
ナルホド、そういうことか。道理で今までの作品と違って全体的な大きな構成力を感じなかったわけだ。

その伝でいけば、少なくとも私にとっては失敗でしたね。
けれど政界との癒着や労組問題など、興味深かったことも事実。御巣鷹山墜落事故の描写は想像を絶していた。亡くなられた方の遺族の皆様には読むに忍びないものがあるだろうけど。

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