東京は本日、朝から雨。
何日ぶりの雨だろう。ひと月以上は雨に降られた記憶が無い。久しぶりの雨に喜ばなくちゃいけないところだけど、やっぱり雨は嫌いだ。今朝も通勤電車の中で隣りの兄チャンの傘が私のズボンを濡らした。駅に着く前に既に濡れてしまってるんだから悠然と構えていたいとろだけど、他人に濡らされるってのはやはり腹が立つ。

今年は蚊の発生が少なかったらしい。ボウフラが猛暑で茹だってしまったのかと思ったら、降雨が少なくて茹だるどころか干からびてしまうのだそうだ。だから今年は蚊が少ないのだというけど、我が家にはいっぱいいるゾ。
近所にいくつかあった池は、宅地造成で全て埋められてしまったから今ではひとつも無いはずなんだが、いったいどこから湧いてくるのか。

こんな雨の日は短パンに裸足で通勤できたらさぞかし快適で愉快だろうと思う。周囲の好奇の目を気にさえしなければ…だけど。

mataking

南の島のリゾートでは、決まって裸足での滞在を強いられる。強いられるとは言っても強制されるわけではない。強制されるわけじゃなくても滞在客が全て裸足だから、サンダル履いてる方が不自然となる。それに床が砂地の食堂なんかにビーチサンダル履いて入ればペッタンペッタンのたびに、かかとに乗った砂を跳ね上げるから実際あまりかんばしいことではないのだ。
島によっては強制的に裸足にさせられるところもある。建て物に砂を入れないために必ず裸足で、というわけだ。上の写真はその、建物には裸足で入らないといけないマタキング島のレストラン。ゲストのひとりがバースデーを迎え、スタッフ達の即席バンドがお祝いの演奏中。(画像クリックすると演奏が聴けます。ヘタだけど。)


しかし都会という文化に毒された人間には、この裸足で歩き回るという行為はなかなか抵抗感があるものだ。
綺麗な砂浜ばかりなら気にも留めないが、この裸足生活はポトリと落ちた異物を踏むこともたびたびある。ピザパイを裸足で踏んだ時を想像してみて頂きたい。思わず10cmは飛び上がろうというものだ。便所だって裸足で入るのだ。

それでも1日も過ごせば、むしろ何かを履く方が気持ち悪く感じるようになってしまう。宿泊部屋に入る時もドアの外でチョコチョコっと足だけ水で流してそのままベッドにゴロンも平気になる。この生活に慣れてしまうと今度は「革靴を履く奴の気が知れない!」ってほどになるから不思議だ。




それでも都会に戻れば私は革靴を履く。
今日も革靴濡らして雨の中を歩いてきた。