朝起きて窓を開けたら雲ひとつ無い快晴だったので、「ハイキングにでも出かけるか」と箱根の金時山を登ってきた。
この山、何度も見上げたことあるし、東京からも至近だというのに、登ったのは初めて。なので、小学生の遠足でも使用するらしい一番オーソドックスなコースを歩くことにした。

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公時(きんとき)神社から入り、金時割石を抜けて金時山へ上がり、長尾山を経て乙女峠に向かい姥ケ茶屋に降りるコース。約4時間のハイキングコースだ。

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↑金太郎が斧で割った? 金時割石

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先に書いたように雲ひとつ無いどッピーカンの好天だったけれど、御殿場へと向かう東名高速から、丹沢の山々が霞んで見えたので、ちょっと心配したのだけれど、富士はその雄姿をしっかりと見せてくれた。
長尾山へ向かう途中でも、木々の合間から雄姿は追いかけてきてくれた。

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金時山の頂上にあった金時茶屋に入ってみた。なかなか歴史を感じる佇まい。今も元気で茶屋を守る金時娘(今ではお婆ちゃんだけど)の小宮山妙子さんは、あの新田次郎の『強力伝』に出てきた主人公のモデルになった方の娘さんだそうな。
茶屋に入るなり「登山者ノートに記帳して下さい」と言われたので、住所と共に“タカラガイ 初登山”と記帳した。そして天井を見上げて驚いた。

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金時山登頂回数を競ってる方々がいるそうな。
私が見た限り、この日現在トップの方は3900回登頂! 1日1回の登頂では10年以上かかってしまうから、きっと1日に2回とか3回とか登ったのだろうと思う。アンビリバボ~!

単に回数を誇るだけでない、何か特別な理由、その人なりの目的があるんだろうと思うけど、私だったら色んな山に登りたいなぁ。でも、あの富士山には登らないけどね。富士は眺める山だと思ってるから。(それより登る体力もすでに無い
そういえば、その富士山にも登頂回数を競ってる人がいると、数年前に聞いたなぁ。