タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

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谷川岳の一ノ倉沢です。ここを訪れたのはかれこれ12年も前。よってこの写真はその時の、12年前に撮ったものです。

私はかなり活動的な方だと思っていたのですが、コロナ以降、とんと何処にも行けなくなり、3年もゴロゴロな生活が続くと活動的だった(と思っていた)性格はどこかに消えてしまったみたい。なんか、何をするのも億劫と感じるようになってしまった。イカンなぁ。
行動も減ったけど、笑いも減った。ゲラゲラと腹を抱えるような笑いをしたのはいつだったか。人と会ってバカ話をすることも減っちゃったから、笑う回数が減っても不思議はないなぁ。これまたイカンなぁ。
テレビ観て笑うことはまずないしなぁ(つまらないのでお笑い番組を観ることはない)。
なんか楽しい事を探さんとイカンなぁ。

先週末の三連休利用して谷川岳に行ってきた。「行ってきた…」とは書いたものの、実際は行けず、いや行かず。
混むことは予想していたので、かなり早く出発したにもかかわらず、駐車場は既に行列状態。やっと車を駐められてトレッキングシューズに履き替え、ロープウェイ乗り場に向かえばこれまた長蛇の列。
三連休の中日だけが晴れという天気予報に、みな一斉にこの日を選んだようだ。そりゃそうだ。アタシたちだって敢えてこの日を選んだんだから。少々読みが浅かった(^^;)。

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ということで、当初はロープウェイとリフトを利用して天神峠まで行き、そこから天神尾根づたいにトマの耳(1963m)、オキの耳(1977m)まで歩いて戻ってくる予定だったのだ。およそ5~6時間のトレッキングを想定してた。
しかし見えるはずのトマの耳は雲に隠れ、予定時間も大幅に遅れ、加えて私の足もあまり調子良くなかったので早々に降りてきてしまった。
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それでも途中で朝日岳の雄々しい姿も見られたし、木陰を吹き抜ける風は秋のそれでとても爽やかだった。
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濡れて滑る木道にはかなり気を張ったけど、技量と体力に合わせてコースを選べる山が増えてきたことは老体には嬉しい。しかし、スイスのあのトレッキング対応に比べちゃうと日本のそれはまだまだだなぁ。

帰路、教えてもらった谷川温泉郷にある小さなレストランに立ち寄ってみた。お婆ちゃんとその娘さんらしき女性二人が営む小さなイタリアン・レストラン。窓からは谷川連峰を望むことが出来る、知る人ぞ知る穴場のレストランだった。
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一ノ倉沢に行ってきた。
学生時代、ワンゲルの同僚がパーワン(パーソナルワンゲル)でここを登り、私に「凄いゾ!見事だゾ!必ず行った方がいいゾ!」と言っていたのだが、行く機会に恵まれず30年が過ぎてしまった。

その後、『クライマーズハイ』など何度か小説でこの場所が描かれるのを読むたびに「行きたいなぁ」の思いはつのるばかり。何度か行こうとしたのだが、結局なんやかやで行けず、先月も泊まってみたかった温泉宿を予約し、行く予定を立てていたけど台風でドタキャン。つくづく谷川岳には縁が無いものと思ってた。

rute先週末の土曜日。朝起きたら見事な快晴だった。
私は足を痛めていて、3連休だったけど何の予定も入れていなかった。まだ左の膝と足首に鈍痛が残っていたけど、一ノ倉沢出合くらいまでなら歩けるだろうと行ってみる気になった。しかしさすがに連休とあって宿はどこも一杯。
谷川岳にはちょっと離れているけど、湯宿温泉になんとか空きがあったので、ドタバタと山の用意をして昼過ぎに家を出た。
湯宿温泉という存在を私は知らなかった。これをユジュクと読むことも出来なかった(重箱読みのユヤド、かと思ってた)。この温泉も意外な発見があって面白かったのだけど、そっちの話しは後日に。

谷川岳は世界で一番遭難者が多いという悲しい記録を持つ山だけど、それはこの山へのアプローチが簡単だからだろう。ロッククライミングの経験はないけれど、衝立岩から衝立岩中央稜、衝立岩北稜そして烏帽子岩へと向かうルートは、素人目にも容易いものではないことは分かる。そんな山へのアプローチがこんなにも簡単なんだから、訪れる登山者も多くなるだろうし、そうなれば当然、遭難件数も多くなるだろう。

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圧倒的な迫力を眺め、帰路は新道ルートへ下って湯桧曽川沿いにロープウェー乗り場へと戻った。

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上の写真は国道ルート。途中には国道の面影を残す石垣が散見された。
そして下の写真が新道ルート。

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次回、もしも機会があれば今度は足も元気なときに山頂を踏んでみたい。

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