ホームページの方にもチョロッと書いたのだけど、ベリーズを訪れたGW。この時期はベリーズではちょうどマンゴーの最盛期だったようで、町中のあちこち、そして路上のそこかしこでマンゴーを売っていた。

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それがまたベラボーに安いのだ。10個ほどでUS$6(500円ほど)くらいだったと思う。
安いのも当然で、車でちょっと走ればマンゴーの木が見つかり、そこにもいくつものマンゴーが成っていた。それなのにこうやって並べて売っているってのも不思議だった。商売になるんだろうか。上の写真の売店なんか人の気配も無かったし、何がタダなのかワカランけど“FREE”なんて文字も見えるし。

マヤ遺跡を案内してくれたガイド氏は私たちのためにマンゴーを買ってくれたのだけど、彼自身は急に車を止めたかと思ったら、道路脇に生えていたマンゴーを取ってきていた。

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コレっていいのか? マンゴーの木の後ろの民家の所有物ではないのか? それとも親戚の家だったのだろうか?
まぁ、どっちにしてもそこら中に生えてるから大した問題にもなりそうにないんだけど。

マンゴーって日本じゃ1個で何千円もするから、おいそれと食べることも出来ないけれど、これだけあっちこっちに成ってると毎日マンゴー食べられていいなぁ。
しかしマンゴーってウルシの仲間なんだよね。だから食べ過ぎるとかぶれる。
手がかぶれるならまだ我慢も出来るだろうけど、クチビルがかぶれるから悲惨だ。オバQみたいな顔になっちゃって(知ってる人、少ないだろうなぁ)、しばらく痒みと格闘しなくてはならない。

話しは唐突に変わるのだけど、いま通勤途上で藤沢周平のエッセー集を読んでます。わたしは藤沢周平の文体が好きで、彼の作品は半分以上読んでいるのだけどエッセーは初めて。
もともと誰が書いていようとエッセー自体をあまり好きではないのでずっと敬遠していたのだけれど、この前本屋をブラブラしてたらそのエッセー集が目に止まり、なんか本に「読んでみな」と言われてるような気がして買い求めてしまった。
しかし、やっぱりエッセーはエッセーだった。「へぇ~。こんな書き方することもあるんだ」という発見はあったのものの、特に感動は無し。当然ですな。エッセーなんだから。口直し探しに今日は帰りに本屋に寄っていこう。藤沢周平ばかり読んでいてもかぶれる心配はないし。

藤沢周平:享年1997年1月26日。
テレビ・ニュースで彼の訃報を知った父が「おぉ、藤沢周平も逝ってしまったか」とポツリと言った言葉が今でも耳に残っている。
そのひと月後、私の父も他界した。父も藤沢作品が好きだった。