先日かみさんが、オーストラリア留学してる中国人学生と話す機会があったそうな。その時、彼女たちは口を揃えて「日本は素晴らしい。綺麗だし、なにより自由なのが素晴らしい」と語っていたそうな。
思想や言論を統制され、賄賂や贋物作りが横行し、煤煙撒き散らし放題の国と比較されること自体にそもそも無理があるのだけれど、「私たちは中国に生まれなくて本当に良かったね」とかみさんと話してた。

そんなことがまだ私の脳裏に残っていた昨日。新聞記事に、とっても小さかったけれど悲しい記事が掲載されていた。
サイパンやテニアンの慰霊碑に、中国語で「中国バンザイ!」とか「打倒日本帝国主義!」だのと書かれた落書きが見つかったそうだ。
なんという浅はかな、哀れな話だろう。日本人もイタリアだったか現地の遺跡に落書きした奴がいたけれど、やるせない話しだ。
公衆トイレなどにも、壁の色が分からないほど下品な落書きで埋め尽くされてるのに接することもあるけれど、その書き主たちの教養の低さがどうしようもなく悲しい。

anko
真っ赤なカエルアンコウ@マラパスクア・カプカプ


相合い傘なんかを落書きしてる奴らの恋は、成就することは少ないだろうなぁ。そういえばズ~っと昔の事だけれど、松本駅のトイレをお借りしたときに、なかなか秀逸な落書きがあった。
「ベルが鳴る。クソは出かかる汽車は出る。」
場所が場所だけにせっぱ詰まった状況が見事に謳われていて、その時は「素晴らしい!」と、作者の教養を感じたけれど、ヤッパ書く場所が間違っとるよなぁ。