funaya
丹後半島・伊根の船屋です。家を海辺ギリギリに建てて舟を出し入れしやすいようにしてあります。2階からトントントンと降りてきたら、そのまますぐに舟に乗って漁に出られるわけです。

こんな構造に出来るのも、この辺りは干満の差があまりないからとのことです。調べてみたら日本で干満差の大きいのは約5.6㍍で九州有明の住ノ江付近。一方少ないのは日本海側で、最大でも30㎝ほどだそうです。なんでこんなに差があるかというと、その理由は月や太陽の引力で海水が盛り上がろうとしても、日本海の入り口が狭くて浅いため海水が集まりにくいんだそうです。
干満差が少ないことでこんな家屋が建てられるけど、この辺りじゃあ潮干狩りは出来ないですね。

都会じゃ車のガレージがあっても家の中から車に乗り込めるなんて家はそうそう無いでしょう。億ション(億円のマンション)なんかはエレベータでガレージ直結なんてあるかもしれないけど。それでも船屋の方がどう見ても利便性は高いなぁ。