さて、低山ハイクのおはなし第3弾です。

自宅を車で出発したのが7時30分過ぎ。そして登山道入り口に立ったのが9時30分でした。
前夜に地図とにらめっこした結果、行程は約3時間と読んでいました。麓には12時30分、遅くても13時には降りて来られる計算です。ハイク後に近くにある温泉でひとっ風呂浴びて帰る(墓参りにも立ち寄って)予定を立てました。

隧道でかみさん置き去りにしたあと、しばらく進むと舗装路に出ました。鉄網のゲートがあって車両進入禁止になってました。
舗装路をテクテク歩くことおよそ15分で温泉宿に到着しました。
「お風呂だけ入れますか?」と聞くと出来るとのこと。「お昼は食べられますか?」と聞いたらで2500円で入浴と蕎麦定食のセットもある…ってことで、「そりゃ有り難い」とそれをお願いしました。

このお宿、かなり古くからあるようで、館内も調度品も超レトロ。イノシシや熊のハク製やら昔から集めたいろんなコレクションが館内に展示されてました。

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部屋に案内されると、仲居さんが「風呂から上がったら料理の用意するので内線9番呼び出してくれ」。
さっそく部屋に荷物を置いて、風呂場に向かいました。

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露天風呂に入ると先客は登山客らしきおじさんと若者が一人。湯船に浸ってるうちに二人が出ていってアタシの貸し切り状態となりました。
強アルカリ性のお湯でお肌がヌルヌルします。宿側はスベスベ、と表現してますが。なんでも美人の湯らしい。

ぬるめのお湯にノンビリ浸かって部屋に戻り、電話を捜しました。
柱に設置されてた電話も上の写真のようなレトロ電話。「こりゃまた、カッコいいなぁ!」と受話器を外して耳に当て、ダイヤル廻そうとしたら廻らない。
ダイヤルはプッシュフォンになってました。

「No.9をポチッとな」。

うんともすんとも何も聞こえません。

何度か繰り返してるうちに別の電話機があるのに気が付きました。







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使える電話はそっちの方。フツーの電話の子機やんけ!

レトロ趣味も良いけれど、使えないモノをこんな場所に置いておくのはどんなもんでしょうね。